- 西沢渓谷の駐車場は市営と道の駅のどちらに停めればいいのか分からない
- 紅葉の時期は有料になると聞いたが、いくらかかるのか分からない
- 日帰りできるのか、それとも小屋に泊まったほうがいいのか決めきれない
甲武信ヶ岳(標高2,475m)。甲州・武州・信州の三国の国境にまたがることが山名の由来で、笛吹川・荒川・千曲川という三大河川の源にあたる分水嶺でもあります。山梨側から登るなら起点は西沢渓谷入口。ここで最初につまずきやすいのが、駐車場が2か所あることです。「西沢渓谷 市営駐車場」と「道の駅みとみ北側の砂利駐車場」があり、登山者がどちらに停めるべきかは道の駅の公式が答えを出しています。この記事では、登れる時期と登山道の現況、2つの駐車場の使い分けと紅葉期だけ有料になる仕組み、長野県側の毛木平という選択肢、そして曜日で開閉が分かれる下山後の温泉と食事までをまとめました。読み終えるころには、どちらの駐車場に何時までに入るか、下山後にどの風呂とどの店へ回るかを、行く曜日に合わせて決められるようになります。
急いでいる方へ:駐車場・下山後の温泉・めし処を1画面で確認できる「百名山の駐車場・温泉・めし 早見表」はこちら
この記事は通して読まなくて大丈夫です。目次から必要な節だけ開いてください。
甲武信ヶ岳に登れるのは4月末から11月末まで
西沢渓谷は12月1日から4月28日までが冬期閉鎖です。積雪や路面の状況で前後することがあります。2025年から2026年にかけての冬も同じで、12月1日から4月28日まで入山できず、2026年4月29日の山開きから入れるようになりました。山開きの直前にあたる4月15日の時点でも、市の観光協会は「残雪、凍結箇所などが多数あることから入山することはできません」と案内していました。雪が消えるまでは、日付だけを見て動かないほうが安全です。
山頂直下の甲武信小屋も、2026年は4月25日から11月23日までの営業予定です。小屋が開いている時期が、そのままこの山の登山シーズンだと考えて差し支えありません。
登山道は2026年8月17日時点で支障の連絡なし
甲武信小屋が発信している現地情報(2026年8月21日更新)によると、8月17日時点で千曲川源流コース・西沢渓谷の徳ちゃん新道・近丸新道・奥秩父主脈縦走路のいずれも、大きな支障の連絡はありません。縦走路の往来もあります。
ここで1つ、検索したときに混乱しやすい点を先に片づけておきます。「西沢渓谷 全面通行止め」という情報が今も上位に出てきますが、これは2025年7月11日に大雨で発生した通行止めの話で、同じ年の7月18日午後5時に規制は解除されています。西沢渓谷の歩道は全線通行できる状態に戻っています。年号まで見て読んでください。
2025年の秋はクマの出没情報が相次ぎました
道の駅みとみは2025年11月に、西沢渓谷・道の駅みとみ・道の駅まきおかの周辺でクマの出没情報が相次いで報告されているとして、立ち寄りの際は周囲の状況に注意するよう呼びかけました。甲武信小屋も、クマについては信頼できる発信元の情報を得るようにと案内し、埼玉県・長野県・山梨県それぞれの自治体のページを紹介しています。秋に入る前には、山梨県のクマの出没情報を一度見てから出かけてください。
西沢渓谷入口の駐車場は2か所
| 駐車場 | 台数 | 料金 | トイレ | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 西沢渓谷 市営駐車場 | 60台 | 無料 | あり(登山口付近) | 登山口に最も近い。入口を入って進行方向左手 |
| 道の駅みとみ 北側の砂利駐車場 | 約200台 | 無料(紅葉シーズンの土日祝は500円) | 道の駅のトイレ | 道の駅の公式が登山者にこちらを案内している |
| 道の駅みとみ 正面の駐車場 | 普通車85台・大型14台 | 無料 | あり | 買い物客用。登山者は使わない |
登山者が使えるのは上の2つ、市営駐車場の60台と道の駅みとみ北側の約200台で、合わせて260台以上です。表の3行目にある道の駅の正面は買い物客のための枠なので、この数には入れていません。停める場所そのものが見つからない、という事態は起きにくい規模ですが、どこに停めてもいいわけではないところに、この山の駐車場の特徴があります。
西沢渓谷 市営駐車場|60台・無料・トイレあり
西沢渓谷入口を入って、進行方向左手にある市営の無料駐車場です。収容は60台。登山口までの距離はほぼゼロで、付近には立派な休憩舎とトイレがあります。徳ちゃん新道で甲武信ヶ岳を目指すなら、いちばん素直な起点です。
何時に満車になるかは公表されていません。紅葉期の休日に市営へ停めたいなら夜明け前の到着が現実的で、日中に着く見込みなら最初から北側の砂利駐車場へ回すほうが早く歩き出せます。道の駅の北側の駐車場が紅葉シーズンの土日祝日だけ有料になるという運用を見れば、その時期に車が集中することは想像がつきます。
道の駅みとみ 北側の砂利駐車場|登山者はこちらへ
市営駐車場から国道140号沿いに下った先、道の駅みとみの隣に約200台の砂利敷き駐車場があります。西沢渓谷の山開きの日に案内されるのもこの駐車場です。
そして道の駅みとみ自身が、2026年8月のお知らせのなかではっきりこう書いています。「西沢渓谷又は、登山に行かれるお客様は、道の駅正面の駐車場ではなく、隣の砂利駐車場にお車をお停めください」。正面の駐車場は普通車85台・大型14台で、買い物や休憩に立ち寄る人のための枠です。長時間停める登山者が正面を埋めてしまうと道の駅が回らなくなる、という事情があります。
つまりこの山では、市営駐車場が空いていればそこへ、埋まっていれば道の駅の北側(砂利)へという2択で考えれば足ります。道の駅の正面は選択肢に入れません。トイレは道の駅に男性用16・女性用13・多目的3があり、電気自動車の急速充電器も置かれています。
この北側の駐車場が有料になるのは紅葉シーズンの土日祝日だけで、料金は500円です。同じ紅葉期でも平日は無料ですし、シーズンを外れれば土日でも無料です。それでも無料で確実に停めたい日は、紅葉期でも料金のかからない市営駐車場に朝早く入るのが確実です。
歩く距離は10分。下山後の動線はむしろ有利
市営駐車場から道の駅みとみまでは徒歩10分(700m)です。朝は10分ぶん余計に歩くことになりますが、下山後は車に戻る前にそのまま食堂へ入れます。汗をかいた体で車を出し入れせずに済むぶん、北側に停めたほうが動きやすい日もあります。
位置関係の目安として、市営駐車場からドライブイン不動小屋までは徒歩2分(110m)、西沢渓谷 蒟蒻館までは徒歩5分(350m)です。西沢渓谷入口の周りは、車を置いたまま歩いて用が足りる範囲にひととおり揃っています。
長野県側・毛木平から登るという選び方
甲武信ヶ岳にはもう1つ、長野県川上村側の毛木平という起点があります。標高1,410m、60台・無料でトイレもあります(トイレは令和8年11月上旬に冬期閉鎖の予定)。
山梨側と長野側で決定的に違うのが歩く時間です。
- 西沢渓谷ルート(徳ちゃん新道)…往復のコースタイム9時間25分/距離15.82km
- 毛木平ルート(千曲川源流)…往復のコースタイム7時間10分/距離15.05km
差は2時間強。毛木平のほうが日帰りしやすいのは間違いありません。千曲川の流れをたどりながら高度を上げていき、山頂直下の標高2,160mには「千曲川・信濃川水源地標」が立っています。全長367kmの日本最長の川が、細い流れとして始まる場所です。ここを見られるのは長野側から登ったときだけで、山梨側にはない魅力です。
いっぽうで毛木平には弱点もあります。駐車場の手前およそ1kmが未舗装で道幅が狭く、対向車とのすれ違いに気を使います。携帯電話の電波は入らず、水場もありません。そして下山後の温泉と食事が近くにないので、風呂とごはんまで含めて1日を組み立てたい人には向きません。川上村は2026年6月4日の時点で村内主要道路の通行止めはなく、毛木平へは問題なく入れる状態です。
なお、西沢渓谷の市営駐車場から毛木平までは車2時間5分(120km)あります。当日「混んでいたから長野側に回る」という距離ではありません。どちらから登るかは家を出る前に決めてください。同じ奥秩父で山梨市側から入る百名山としては、「【金峰山】大弛峠の登山口駐車場ガイド|満車対策と下山後の温泉・天丼」も駐車場と林道の考え方の参考になります。
下山後30分以内の温泉は曜日で選ぶ
西沢渓谷から車30分の圏内には日帰り温泉がいくつもあります。ただしこのエリアは施設ごとに定休日がきれいに分かれているのが特徴で、行く曜日を決めてから風呂を選ぶほうが失敗しません。
三富温泉 白龍閣|年中無休の源泉かけ流し(車10分)
- 入浴料:大人800円/小学生以下300円
- 営業:10時から20時(閉館21時30分)
- 定休:年中無休
笛吹川沿い、山梨市三富川浦にある温泉です。毎分200L・源泉温度52℃の自家源泉を100%かけ流しで使っていて、湯はやや熱めです。長い下りで冷えた脚には効きます。
この記事で挙げる温泉のなかで唯一の年中無休という点が、実務的にはいちばん大きい特徴です。あとで触れるとおり、このあたりの日帰り温泉は火曜・水曜・木曜・月曜と休みが散らばっています。曜日を気にせず風呂に入れる場所を1つ覚えておくと、計画が崩れません。電話は070-8372-7601です。
みとみ笛吹の湯|2025年9月に営業を再開(車10分)
- 入浴料:市外の一般700円/小・中学生500円(就学前は無料)
- 営業:10時から20時(入館受付は閉館の1時間前、入浴時間は閉館15分前まで)
- 定休:毎週火曜(祝日の場合はその翌日)
山梨市が運営する日帰り温泉です。ここはボイラー設備の故障で長く休業していましたが、2025年9月1日に営業を再開しました。古い情報を見て「休館中」と思い込んで外してしまうのはもったいない施設です。
市営温泉には割引もあります。山梨市観光協会の日帰り温泉のページを画面のまま見せるか印刷して持っていくと、市外の一般料金が100円引き(5名まで)になります。3人で行けば300円。下山後にコーヒー1杯ぶんです。受付は19時までなので、下山が押した日は次のはやぶさ温泉に切り替えてください。電話は0553-39-2610です。
はやぶさ温泉|21時まで開いている(車20分)
- 入浴料:2時間まで(一浴)大人700円/小人500円、4時間まで大人1,300円/小人800円、1日大人1,800円/小人1,100円
- 営業:10時から21時(温泉の最終受付20時15分)
- 定休:火曜
山梨市牧丘町にある、源泉天然100%かけ流しの日帰り温泉です。露天風呂と大浴場に加えて大広間と食事処があり、21時まで開いているのがこのエリアでは貴重です。往復9時間25分のコースを歩いて下山が夕方になっても、ここなら間に合います。
食事処のラストオーダーは20時なので、風呂と夕食を1か所で片づけられるのも利点です。4時間券や1日券には大広間の休憩がつくので、運転前に横になりたい日は時間の長いほうを選んでください。定休が火曜で、みとみ笛吹の湯と同じ曜日に休みます。火曜に行くなら白龍閣です。電話は0553-35-2611です。
もう少し足を延ばすなら、牧丘の花かげの湯(車20分・市外の一般700円・月曜定休)と鼓川温泉(車25分・市外の一般700円・木曜定休)もあります。ただし鼓川温泉は2026年9月3日から9月13日まで機械取替修繕で臨時休館し、9月14日から営業を再開する予定です。同じ山梨市内で温泉をはしごする日の参考には、「【大菩薩嶺】登山口駐車場ガイド|上日川峠の満車対策と下山後の温泉・ほうとう」もどうぞ。
前泊すれば9時間25分に朝から向き合えます
甲武信ヶ岳をこの山らしく歩くうえでいちばん効くのは、早く歩き出すことです。往復9時間25分は、休憩を入れれば10時間を超えます。自宅を深夜に出て中央道を走り、そのまま登り始めるより、前夜に三富まで入って寝ておくほうが、体力にも判断力にも余裕が残ります。西沢渓谷の登山口と同じ三富地区には温泉宿が点在していて、そこから駐車場までは車ですぐです。下山後にもう一泊して、長い運転を翌朝に回す組み立ても現実的です。
なお、川浦温泉 山県館(車10分)は日帰り入浴が11時から14時までなので、下山後の風呂には間に合いません。ここは泊まってこその宿です。
宿の予約は楽天トラベル経由です。
甲武信ヶ岳の下山めし(車30分圏内)
下山めしも温泉と同じで、曜日と時間の縛りがあります。西沢渓谷入口の周りは夕方に閉まる店が多いので、9時間25分のコースを歩いた日は、食事の時刻から逆算して歩き出す時刻を決めるくらいでちょうどよいです。
道の駅みとみ 食堂|名物いのぶたラーメン(徒歩10分)
登山口から歩いて行ける食堂です。看板はいのぶたラーメン900円。いのぶたは豚肉より低脂肪で、味があっさりしているのが特徴です。ほかにも広瀬ダムカレー900円、肉うどん850円、ほうとう定食1,400円、とりもつ定食1,100円がそろい、4月から11月までは富士桜ポークカツ定食1,100円や信玄鶏の唐揚定食1,100円も選べます。
気をつけたいのが時間です。道の駅の売店は9時から17時30分ですが、軽食コーナーは平日10時から15時、土日祝は10時から16時(2026年9月の案内)と短めです。定休は火曜ですが、7月2週目から11月2週目までは定休日なしで営業します。夏から秋にかけては曜日を気にせず寄れるということです。
山梨市内でほかの店も探したいときは、ホットペッパーグルメから見られます。
西沢渓谷 蒟蒻館|年中無休(徒歩5分)
市営駐車場から徒歩5分、こんにゃく料理の店とみやげ物を兼ねた施設です。営業は9時から16時30分で、年中無休。道の駅が定休の火曜(7月2週目より前と11月2週目より後)でも、ここは開いています。
16時30分で閉まるので、下山めしとして使うなら16時までに戻る計画が前提です。逆に、朝9時から開いているので登る前に立ち寄れる数少ない店でもあります。電話は0553-39-2002です。
民芸茶屋 清水|夕方も開いている受け皿(車10分)
国道140号を下った三富川浦にある食事処です。平日は11時から15時と17時から19時の2部制、土日祝は11時から19時の通し営業で、水曜が定休です。
ここが効くのは、下山が16時を過ぎた日です。道の駅の軽食も蒟蒻館も閉まったあとに開いている数少ない店で、風呂を先に済ませてからでも間に合います。土日は通しで開いているので、中途半端な時間に下りてきた日にも寄れます。電話は0553-39-2911です。
甲武信ヶ岳のモデルタイムテーブル(西沢渓谷 往復)
西沢渓谷入口から甲武信ヶ岳を往復する標準のコースタイムは9時間25分、距離は15.82kmです。近丸新道で登って徳ちゃん新道で下る周回にすると9時間20分で、標高差は登り下りとも1,721m。どちらを選んでも、休憩を入れれば10時間を超える一日になります。
前夜のうちに三富の宿に入っておき、暗いうちに市営駐車場へ移動する。夜が明けるのを待って歩き出し、シャクナゲのトンネルが続く戸渡尾根を登って木賊山を越え、甲武信小屋の先の山頂に立つ。下りてきたら、車10分の白龍閣で熱い源泉に浸かる。そのあと国道を下って民芸茶屋 清水で腹を満たして帰る。これがこの山で組みやすい一日の流れです。日中に下りられそうなら、風呂の前に道の駅みとみでいのぶたラーメンを食べる順にしても構いません。朝4時台の出発はきついように思えますが、下山後に風呂と食事を入れられるかどうかがここで決まります。
- 前夜 三富温泉郷に前泊
- 4:30 西沢渓谷 市営駐車場に到着・身支度
- 5:00 登山開始
- 15:30 市営駐車場へ下山(往復9時間25分+休憩の目安)
- 16:00 三富温泉 白龍閣で入浴(車10分・20時まで)
- 17:30 民芸茶屋 清水で食事(車10分・19時まで)
下山が押しそうな日は、入浴を21時まで開いているはやぶさ温泉(車20分)に置き換え、そのまま同じ建物の食事処(ラストオーダー20時)で食べて帰る形にすれば、時間の心配がなくなります。
甲武信小屋に泊まるなら15時着を目標に
日帰りに不安があるなら、山頂直下の甲武信小屋に1泊するほうが安全です。小屋からは、到着は15時を目標に、遅くとも16時までにと案内が出ています。夕食が17時に始まるためで、午後は雷雨も起こりやすく、日没も年々早くなります。雷を登山道でやり過ごすより、雷の前に着いてしまうほうが安全だという考え方です。
- 2食つき10,000円(特定日11,000円)/1食つき8,500円(特定日9,500円)
- 素泊り7,000円(特定日8,000円)/テント1,500円
- 2026年の営業は4月25日から11月23日まで(宿泊営業終了の予定)
- 予約は電話 090-3337-8947(つながらない場合は050-1724-9550)・受付8時から20時
あわせて覚えておきたいのが、避難小屋は緊急避難のための施設で、避難小屋を当てにした計画は認められていないということです。破風山の避難小屋は幕営も禁止されています。泊まるなら甲武信小屋を予約してください。持ち物をひととおり見直したいときは「子連れ登山ギア完全ガイド|0歳〜小学生まで全部まとめ」を、同じ奥秩父の主脈を反対の端から登る山としては「【雲取山】鴨沢・小袖乗越の登山口駐車場ガイド|満車対策と下山後の温泉・道の駅」をどうぞ。
標高差1,721mを登り下りする装備
甲武信ヶ岳で体にこたえるのは、標高差1,721mを一気に下る帰り道です。備えておきたいのは、長い下りに効く足まわりと、登山口と山の上で大きく違う気温への対策の2つです。
長い下りにはポールとミドルカットの靴が効きます
戸渡尾根は、倒木の多いシラベやコメツガの林のなかを、緩い傾斜と急坂が入れ替わりながら続く長い尾根です。下りでは同じ動作が延々と繰り返され、ひざへの負担が蓄積します。ポールがあると着地の衝撃を分散できます。値段の幅が広くて迷いやすい道具ですが、下りの負担を減らす役割で選べば必要な機能は絞れます。選び方と長さの合わせ方は「【2026年】トレッキングポール おすすめ5選|初心者・子連れにもおすすめ」にまとめました。
靴は、急坂の下りで足首が振られないミドルカット以上が安心です。ハイカットは重くて疲れそうと敬遠されがちですが、10時間近く歩く日はむしろ足首が守られるぶん楽になります。「【登山靴の選び方】初心者・子連れに失敗しないミドルカット3足比較」で、選ぶときに見る場所を整理しています。
登山口が30℃でも小屋は15℃です
もう1つ忘れたくないのが気温差への備えです。甲武信小屋からは「登山口が30℃でも小屋では15℃、朝晩は10℃程度」という声が出ています。半袖短パンでは過ごせず、暖かい衣類と着替えが必須です。行動中と小屋の中(テントも含む)で服を替えるだけでも、体の消耗がまるで違います。日帰りの人も、山頂で風に吹かれる時間ぶんの上着は持ってください。
雨具・地図・ヘッドライトは季節を問わず携行します。天候が急に変われば気温はさらに下がり、ガスが出て日差しがなくなるだけでも体は冷えます。着脱で体温を調節できる組み合わせにしておいてください。
まとめ
- 西沢渓谷は12月1日から4月28日が冬期閉鎖。2026年は4月29日の山開きから入山可能になった。甲武信小屋の営業も4月25日から11月23日まで
- 検索で出てくる「西沢渓谷 全面通行止め」は2025年7月の話で、同年7月18日に解除済み。2026年8月17日時点で徳ちゃん新道・近丸新道・千曲川源流コースとも支障の連絡なし
- 駐車場は市営(60台・無料・トイレあり)が第一候補、埋まっていたら道の駅みとみ北側の砂利(約200台)。道の駅の正面は買い物客用で、公式が登山者を砂利側へ案内している
- 北側の砂利が有料になるのは紅葉シーズンの土日祝日だけで500円。平日とシーズン外は無料。無料で確実に停めたいなら市営に朝早く入る
- 日帰りしやすいのは長野県側の毛木平(往復7時間10分)。ただし手前1kmが未舗装で、下山後の温泉と食事は乏しい。西沢渓谷側は往復9時間25分
- 下山湯は曜日で選ぶ。年中無休の白龍閣(車10分・800円)、火曜休みのみとみ笛吹の湯(車10分・市外700円)、21時まで開くはやぶさ温泉(車20分)
- 下山めしは道の駅みとみの軽食(平日15時・土日祝16時まで)が基本。遅くなったら民芸茶屋 清水(平日は19時まで・水曜休み)へ
※本記事の料金・営業時間・閉鎖情報は変更される場合があります。お出かけ前に必ず各施設の公式サイトでご確認ください。
最終確認日:2026年8月(西沢渓谷の冬期閉鎖と山開き、市営駐車場・道の駅みとみ北側駐車場の台数と料金、毛木平のトイレと道路状況、白龍閣・みとみ笛吹の湯・はやぶさ温泉・鼓川温泉の料金と営業時間、道の駅みとみ食堂・蒟蒻館・民芸茶屋 清水の営業時間、甲武信小屋の料金と営業期間を含めて確認)
アイキャッチ画像:木賊山から見た甲武信ヶ岳 撮影 Σ64(Wikimedia Commons/CC BY-SA 3.0)
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