稜線(山の尾根の道)に出たとたん子どもの帽子が風で飛びそうになる、外したサングラスを頭に上げたまま歩いて落としかける。子連れで展望のある山に登るようになると、こうした場面が増えます。この記事を読むと、帽子ストラップと眼鏡バンドの選び方と、子連れでも使いやすい5点が分かります。
この記事で紹介する5点
- モンベル ハットクリップ(金属を使わないクリップ型)
- モンベル ハットストラップ Kid’s(子ども用の後付けあご紐)
- ザ・ノース・フェイス アイビーハットクリップ(簡易ロック付きのクリップ型)
- チャムス オリジナルスタンダードエンド(コットンの眼鏡バンド)
- チャムス フローティングネオ(水に浮く眼鏡バンド)
帽子とサングラスは、山で落とし物になりやすい

落とし物になりやすいのは、タオルや手袋、帽子、サングラスなど、歩く途中で外すものです。帽子は休憩で脱いで置き忘れるか、風で飛ばされます。サングラスは外したときや、頭や首もとに掛けたまま歩いたときに落とします。
標高が1,000m上がると紫外線は約10%強くなるとされ、裸眼で長く浴びると目の充血や異物感、光のちらつきが起きることもあります。帽子そのものの選び方は 【2026年】登山用ハットおすすめ5選+キッズ2選|失敗しない選び方を解説 にまとめています。
帽子ストラップと眼鏡バンドは、留める場所と外れ方で選ぶ

帽子はクリップ型とあご紐型の2通り
クリップ型(ハットクリップ)は、帽子と服の襟、または帽子とザックをつなぐ道具です。あごの下に紐が回らないので、あご紐が苦手な人でも使えます。あご紐型は帽子に紐を付けてあごの下で留める方式で、強風でも飛ばされにくくなります。
子ども用は、強い力がかかったら外れる作りを選ぶ
あご紐型を子どもに使うときに気にしたいのが、首まわりに輪ができることです。木の枝や遊具に引っかかったときに紐が抜けないと危険なので、強い負荷がかかるとフックが外れる安全設計になっているか、金属パーツを使っていないかを確認してください。
眼鏡バンドは差し込み口とフィット調整を見る
眼鏡バンドは、サングラスのつるの先を差し込んで使い、外したときは首から下げておけます。見るのは、差し込み口がフレームに合うか(太いつるは入らないことがあります)と、アジャスターで長さを詰められるかの2点です。サングラス本体は 登山用サングラスおすすめ5選|UVカット率・偏光・調光の選び方【2026年】 で選び方をまとめています。
モンベル ハットクリップは、金属を使わずに襟と帽子をつなげる

襟と帽子をつなぐクリップ型で、風で帽子が浮いても体から離れません。テープがゴムでたるまず、金属をいっさい使っていないので、子どもが触っても冷たくならず、肌に当たっても痛くない作りです。家族分をそろえる最初の1つに向きます。

mont-bell(モンベル)
ハットクリップ
襟と帽子をつないで、風で飛ばされないようにするクリップ型の帽子留め。金属を使わず、テープがゴムなのでたるみません。あご紐が苦手な子どもや、家族全員ぶんをそろえたい人に向きます。
モンベル ハットストラップ Kid’s は、強い力がかかるとフックが外れる

子ども用の後付けあご紐です。大きな負荷がかかるとフックが外れる安全設計で、金属パーツを使っていません。付けられるのは「ハットコネクト」「ループ付き」の表示がある帽子だけなので、手持ちの帽子の内側を先に確かめてください。
通販モールでは別ブランドや大人用が並ぶため、モンベルの直営店かモンベル公式オンラインストアの商品ページで買ってください。
ザ・ノース・フェイス アイビーハットクリップは、簡易ロックで不意に外れにくい

帽子と服に留める部分に簡易ロックをかけられ、不意に外れる場面を減らせます。価格は5点でいちばん高い2,200円です。藪や岩場を通るコースで確実に留めておきたい人に向きます。

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
アイビーハットクリップ
帽子と衣服をつなぐクリップ型。接続部がバックル仕様で簡易ロックをかけられるため、藪や岩場でも不意に外れにくい作りです。強風対策と見た目の両方を求める人に向きます。
チャムス オリジナルスタンダードエンドは、コットンで肌あたりがやわらかい

チャムスの眼鏡バンドは、1983年、リバーガイドをしていた創業者が、サングラスを何度も落としたことから生まれました。コットン100%で肌あたりがやわらかく、アジャスターで頭にフィットさせられます。フレームの形によっては差し込めないことがあります。日帰りの山の1本目に選びやすい形です。

CHUMS(チャムス)
チャムスオリジナルスタンダードエンド
サングラスのつるを差し込んで首から下げられる眼鏡バンド。コットン100%で肌あたりがやわらかく、アジャスターで長さを詰められます。外したサングラスの置き場所に困っている人に向きます。
チャムス フローティングネオは、水に落ちても浮いて見つけやすい

ネオプレン素材の浮きを巻いた、水に浮くタイプの眼鏡バンドです。色が目立つので、落としても水面で見つけやすい作りです。メーカーは、使う前に浅い水中で浮くかを試すよう案内しています。川遊びの持ち物は 子連れの川遊びグッズ|ウォーターシューズ・サンダル・防水バッグの選び方 にまとめています。下山後に沢や川で遊ぶ家族なら、1本で山と水辺の両方に使えます。

CHUMS(チャムス)
フローティングネオ
ネオプレンの浮きを巻いた眼鏡バンド。約37gまでのアイウェアなら水に浮き、目立つ色で見つけやすくなっています。下山後に沢や川で遊ぶ家族に向きます。
飛ばす前にできる、付け方と3つの習慣

クリップは襟に留めるか、ザックに留めるかを決めておく
ザック側に留めると、上着を脱いだときに付け替える手間がなくなります。襟に留めると、ザックを下ろしたときも帽子が体に残ります。
休憩でザックを下ろすときは、帽子をザックの中に入れる
帽子は休憩で脱いだときに置き忘れやすいので、脱いだらザックの中にしまうまでを一続きの動作にします。外側に引っかけるとその場で風に持っていかれるので、中にしまうのが確実です。
サングラスは頭に上げず、ストラップで首に下げる
日差しが陰ったときにサングラスを頭の上に載せる持ち方は、かがんだ拍子に落ちます。外すときは首に下げる形にそろえてください。日差し対策全体は 【2026年】登山の日焼け対策5選|日焼け止めだけでは足りない理由 も参考になります。
まとめ
帽子とサングラスは、体につなぐ小物を足すだけで、飛ばす・落とすを減らせます。
- 帽子はクリップ型とあご紐型の2通り。あご紐が苦手ならクリップ型から
- 子どもに使うなら、強い負荷でフックが外れ、金属を使っていないものを選ぶ
- 眼鏡バンドは、差し込み口がフレームに合うかと、長さを詰められるかを見る
- 脱いだらしまう、外したら首に下げる、を習慣にする
商品写真:モンベル公式サイト(2枚)、ザ・ノース・フェイス公式サイト(ゴールドウイン)、チャムス公式サイト(2枚)

