塔ノ岳(1,491m)と丹沢山(1,567m)へ続く大倉尾根は、表丹沢でいちばん人気の日帰りコースです。ただ、最初の関門は登りではなく駐車場にあります。起点の秦野戸川公園 大倉駐車場は約150台と大きめですが、塔ノ岳をめざす登山者が集まる土日祝は、朝の早い時間から埋まりやすくなります。しかも料金は平日と土日祝で変わり、開場は朝6時30分。この記事では、大倉駐車場の台数と料金・開場時刻、満車のときに回る水無川・諏訪丸の駐車場、下山後に車で寄れる鶴巻温泉と秦野の日帰り湯、大倉バス停すぐの手打ちそば、そして丹沢山まで足を延ばす場合のコースタイムまで、秦野戸川公園や秦野市の公式情報で料金や時間を確かめながら、1日の流れがこのページだけで組めるようにまとめました。
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丹沢山・塔ノ岳の登山口駐車場・アクセス一覧
| 施設 | 台数 | 料金 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 大倉駐車場(秦野戸川公園) | 約150台 | 当日最大 平日500円/土日祝800円 | 大倉尾根の起点。土日祝は早朝に混む |
| 水無川駐車場(手前) | 約87台 | 土日祝・繁忙期のみ有料 | 大倉が満車のときの逃げ場 |
| 諏訪丸駐車場(公園内) | 約97台 | 公園共通(土日祝800円ほか) | 予備。登山口までやや歩く |
大倉駐車場|約150台、開場は朝6時30分
大倉尾根の玄関口にある公営駐車場です。普通車が約150台停められ、大倉バス停に隣接しています。ここから県道を進んだ先が、塔ノ岳・丹沢山へ続く大倉尾根の登山口です。入庫できるのは6時30分から21時まで(出庫は24時間可)。料金は時間貸しで、当日の上限は平日500円・土日祝800円になります。入口には県立秦野ビジターセンターがあり、トイレも使えます(開館は9時から16時30分)。早朝はビジターセンターが開く前なので、身支度は駐車場で済ませておくとスムーズです。
満車の逃げ場|手前の水無川・諏訪丸へ
塔ノ岳は表丹沢でも屈指の人気で、土日祝は朝の早いうちに大倉駐車場が埋まりやすくなります。確実に停めたい日は、開場の6時30分すぐをめざして早着するのが安心です。大倉が満車のときは、400mほど手前にある水無川駐車場(約87台)が受け皿になります。こちらは土日祝や繁忙期のみ有料です。公園南側の諏訪丸駐車場(約97台)も予備になりますが、登山口まではやや歩きます。路上駐車は通行の妨げになり取り締まりの対象なので避けてください。混みそうな日は、はじめから手前の駐車場に回るつもりで早めに動くのが、結局いちばん早く歩き出せる方法です。
下山後に寄れる日帰り温泉
鶴巻温泉 弘法の里湯|大倉から車15分、2源泉の公営湯
大倉から車で15分ほど、小田急線の鶴巻温泉駅から歩いて2分の公営日帰り温泉です。露天の「秦野第一号泉」と内湯の「つるまき千の湯」という2つの源泉につかれます。営業は10時から21時(最終受付20時)、料金は2時間で平日800円・土日祝1,000円。平日のみ1日券1,000円もあり、延長は1時間ごとに200円です。定休は月曜(祝日のときは翌平日)と12月31日で、年末年始の12月28日から1月3日は17時閉館(最終受付16時)になります。駅前という立地なので、電車で登った日の締めにも向いています。
名水はだの富士見の湯|夜22時まで、月曜に登った日の受け皿
大倉から車で20分ほどの秦野市営の日帰り温泉です。名前のとおり富士山を望む露天風呂とサウナを備え、秦野の名水を用いた湯を楽しめます。営業は10時から22時(最終受付21時30分)と夜遅くまで開いていて、下山が遅れた日でも寄りやすいのが利点です。料金は平日800円・土日祝1,000円、駐車場は無料。定休は毎月第2水曜(祝日のときは翌日)です。弘法の里湯が月曜休なので、月曜に登った日はこちらが受け皿になります。
前泊すれば「土日祝の大倉」に勝てる
土日祝の駐車場争奪を根本から避けるなら、鶴巻温泉での前泊も選べます。鶴巻温泉は大倉から車で15分ほど、小田急線でも近い立地です。宿から朝いちばんに大倉へ向かえば、開場すぐの駐車枠にも余裕をもって並べます。丹沢山まで足を延ばす健脚コースは行動時間が長いので、前夜に泊まって早立ちする組み立てとも相性がよいでしょう。下山後にもう一泊して湯と食事をゆっくり味わう後泊も、長い運転の疲れを考えると悪くありません。
宿の予約は楽天トラベル経由です。
下山めし(大倉バス停すぐの手打ちそば)
手打そば さか間|戸川公園前、名水の手打ちそば
大倉バス停の向かい、県立秦野戸川公園の前にある手打ちそば店です。歩いて2分ほどと近く、下山してそのまま寄れます。秦野の名水で打つそばが看板で、営業は11時から14時と17時から20時。定休は木曜と第3水曜(祝日は営業)です。昼の部が14時で切れるので、下山が遅れそうな日は時間を見て向かいます。
YAMA CAFE 丹沢・大倉|大倉バス停すぐの登山者カフェ
大倉バス停に隣接する、旧どんぐりハウス跡地にできた登山者向けのカフェです。焼きチーズカレーなどの軽食があり、ヘッドライトなどの登山用品も扱っています。営業は平日9時から17時、土日祝は6時30分から19時と、登山者の行動時間に寄せた時間帯。定休は月曜と木曜です。土日祝は早朝から開くので、登る前の腹ごしらえにも使えます。
モデルタイムテーブル(大倉〜塔ノ岳)
土日祝は、開場の6時30分に合わせて大倉駐車場へ入るところから一日が始まります。身支度をして大倉尾根に取り付き、登り一辺倒のバカ尾根を登り切れば、昼前には塔ノ岳の山頂です。相模湾から富士山までを見渡して休んだら、来た道を下って14時前後に大倉へ戻ります。車で15分の弘法の里湯で脚をほぐし、戻って大倉バス停前のさか間で手打ちそばを手繰る、というのが下山後の定番の流れです。丹沢山まで往復する日は行動時間が長くなるので、温泉は夜遅くまで開く富士見の湯に置きかえると帰りが楽になります。
- 6:30 大倉駐車場に入庫・身支度(土日祝は早着が安心)
- 6:45 大倉尾根の登山口から登山開始
- 10:15 塔ノ岳(1,491m)山頂(大倉尾根の登り標準3時間30分・目安)
- 12:30 大倉へ下山(下り約2時間20分・目安)
- 13:00 車で15分の弘法の里湯で入浴
- 14:00 大倉バス停前のさか間で手打ちそば
塔ノ岳から丹沢山へ(往復は8〜9時間の健脚向き)
日本百名山の丹沢山(1,567m)まで足を延ばすなら、塔ノ岳から先へ進みます。塔ノ岳から丹沢山までは片道約1時間(約2.6km)で、ゆるやかな稜線をたどります。大倉から丹沢山を往復すると、休憩を含めておおむね8時間から9時間の長い一日です。大倉尾根の登りだけで標高差は約1,200〜1,300mあり、塔ノ岳まででも登りごたえは十分あります。丹沢山まで往復する日は、日の短い時期はヘッドライトを必ず持ち、下山時刻から逆算して早立ちします。塔ノ岳の尊仏山荘などに泊まって2日に分ける組み立ても、無理のない選び方です。
大倉尾根を快適に歩く装備
大倉尾根は、通称『バカ尾根』とも呼ばれるほど登り一辺倒の長い尾根です。標高差が大きく木の階段や段差が続くため、下りではひざに負担がかかります。足元を支える登山靴に加え、トレッキングポールがあると下りの衝撃をやわらげ、脚の消耗を抑えられます。また塔ノ岳の山頂は風が抜けやすく、晴れていても休むと体が冷えるので、さっと羽織れる防風の上着があると安心です。靴やウェア、レインウェアの選び方は子連れ登山ギア完全ガイド|0歳〜小学生まで全部まとめにまとめました。
まとめ
- 起点は大倉駐車場(約150台・当日最大 平日500円/土日祝800円)。開場は6時30分で、土日祝は早朝に混むため早着が安心
- 満車のときは手前の水無川駐車場(約87台・土日祝有料)や公園内の諏訪丸駐車場(約97台)へ
- 下山湯は鶴巻温泉 弘法の里湯(平日800円・月休)か名水はだの富士見の湯(平日800円・第2水休・22時まで)。締めは大倉バス停前のさか間の手打ちそば
- 塔ノ岳(1,491m)まで大倉尾根の登り標準3時間30分。丹沢山(1,567m)まで往復すると8〜9時間の健脚コース
- 大倉尾根は登り一辺倒で標高差約1,200〜1,300m。登山靴・トレッキングポール・防風で下りの負担を軽くする
※本記事の料金・営業時間・閉鎖情報は変更される場合があります。お出かけ前に必ず各施設の公式サイトでご確認ください。
最終確認日:2026年7月(秦野戸川公園 大倉駐車場の料金と開場時刻、鶴巻温泉 弘法の里湯・名水はだの富士見の湯の料金と営業、手打そば さか間・YAMA CAFEの営業、大倉尾根・丹沢山のコースタイムを含めて検証済み)
アイキャッチ画像:塔ノ岳から見た丹沢山 撮影 Dunkster420(Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0)
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