大山(だいせん・1,729m)は、中国地方の最高峰で「伯耆富士」とも呼ばれる西日本を代表する百名山です。夏山登山道はよく整備され、多くの登山者が山頂の弥山(1,709m)をめざします。快適な一日にできるかどうかは、登り出す前の駐車場選びで大きく変わります。登山口に一番近い南光河原に停められるのか、満車なら博労座に回るのか、トイレはどこか、弥山まで往復どれくらいで、最高峰の剣ヶ峰まで行けるのか。この記事では、南光河原と博労座の駐車場の台数・料金・トイレ、混む日の動き方、下山してすぐ入れる豪円湯院と皆生温泉、参道の大山そば、そして弥山までのコースタイムと剣ヶ峰の立入規制まで、鳥取県や環境省、各施設の公式情報で確かめながら、1日の流れがこのページだけで組めるようにまとめました。
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大山(夏山登山道)の登山口駐車場・アクセス一覧
| 施設 | 台数 | 料金 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 南光河原駐車場 | 約50台 | 無料(冬季スキー期のみ有料) | 登山口まで約100mの最寄り。朝は埋まりやすい |
| 大山博労座駐車場 | 約600台 | 無料(冬季スキー期のみ有料) | 大駐車場。情報館にトイレ・満車ならここ |
南光河原駐車場|登山口まで約100m・約50台
夏山登山道の入口まで約100m(車道を歩く距離)の、いちばん登山口に近い駐車場です。収容は約50台と小さめで、標高は767m。トイレもあります。夏山シーズンは無料ですが、冬のスキーシーズン(スキー場のオープン日翌日から営業終了日まで)だけ有料になり、1日1,000円・14時以降700円・17時以降500円です。登山口に近いぶん人気で、よく晴れた休日は早朝から埋まりやすいのが弱点。着いて満車なら、迷わず下の博労座へ回るのが確実です。
大山博労座駐車場|約600台・情報館にトイレ
大山寺の入口に広がる県立の大駐車場で、収容は約600台。南光河原が満車でも、ここならまず停められます。駐車場のすぐそばに大山ナショナルパークセンター(大山情報館)があり、多目的トイレ・授乳室・観光案内が整っているので、子連れでも安心です。夏山シーズンは無料、冬のスキー期のみ有料。ここから夏山登山口までは歩いて15分ほどです。大山寺周辺には立体駐車場や槙原駐車場もありますが、こちらはスキーシーズン(例年3月下旬〜12月中下旬)のみの営業なので、夏山期に使える大きな無料駐車場はこの博労座が中心になります。
混雑する日の動き方|満車なら迷わず博労座へ
南光河原は台数が少ないため、よく晴れた休日は朝早くから満車になりやすい駐車場です。登山口最寄りにこだわって空きを待つより、着いて停められなければすぐに博労座(約600台)へ回るほうが、結果的に早く登り始められます。朝の涼しい時間に早着して歩き出せば、午後に崩れやすい山の天気も避けられ、下山後の温泉やめしにも余裕をもって回れます。前夜に大山寺周辺へ泊まって朝いちで動くのも、混雑期には確実な作戦です。
下山後に寄れる日帰り温泉
豪円湯院|参道の日帰り湯、下山して即
下山したら、大山寺参道にある「大山火の神岳温泉 豪円湯院」で汗を流せます。山にいちばん近い日帰り湯で、登山口から歩いて行ける距離にあるのが一番の利点です。料金は大人(中学生以上)790円・こども(小学生)300円・未就学児無料。営業は11時から19時(最終受付18時20分)で、定休は水曜です。大山の霊水でつくる豆腐や豆乳が名物で、湯上がりにそのまま味わえます。参道の店で締めのそばを食べる前に、まず一風呂という流れが組めます。
皆生温泉 おーゆ・ランド|海沿いの湯、車約28分
しっかり湯を楽しみたい日には、大山寺から車で約28分の皆生温泉まで足をのばす手もあります。米子市営の日帰り施設「おーゆ・ランド」は大人450円・小学生150円・幼児80円と手ごろで、通年10時から22時30分(閉館23時)まで開いています(第3月曜は12時から・年1回の点検日以外は無休)。山陰の海沿いに広がる温泉地なので、下山後に海の景色を眺めながらゆっくりできます。米子側へ泊まる予定の人にも寄りやすい立地です。
前泊すれば朝いちの登山口に入れる
よく晴れた休日の混雑を避けたいときや、朝の涼しい時間に登り出したいときは、大山寺周辺での前泊も選べます。前夜に近くの宿へ泊まれば、朝早く南光河原や博労座に入って、余裕をもって歩き出せます。大山の夏山登山道は標高差およそ1,000m・往復約6時間の本格的な日帰りなので、前泊で早立ちする組み立てとは相性がよいでしょう。下山後にもう一泊して、大山や米子・皆生の温泉をゆっくり味わう後泊も、長い運転の疲れを考えると悪くありません。
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下山めし(大山そばと大山豆腐)
参道の大山そば|土佐屋など、下山してすぐ
下山したら、大山寺参道で名物の大山そばを。参道入口の老舗「土佐屋」などの認定店があり、コシのある田舎そばを歩き疲れた体に味わえます。営業はおおむね10時から16時ごろで、売り切れやその日の都合で早じまいすることもあります(不定休)。参道にはほかにも大山そばの店が点在しているので、その日の気分で選べます。開いている時間が短めなので、下山が遅くなりそうな日は行きたい店の営業を出かける前に確かめておくと安心です。
豪円湯院の食事処|大山豆腐をそのまま
温泉とセットでさっと済ませたいなら、豪円湯院の食事処も便利です。大山の霊水でつくる豆腐や豆乳を使った料理を、下山直後にそのまま味わえます。食事処の営業は平日が11時から17時(ラストオーダー)、土日祝は11時から18時(ラストオーダー)。定休は温泉と同じ水曜です。湯に入ってそのまま食べて帰れる手軽さが魅力で、そばの店が閉まっている時間帯の下山でも寄りやすいのが利点です。
モデルタイムテーブル(大山寺〜弥山)
一日は、南光河原(満車なら博労座)に早着して身支度をするところから始まります。夏山登山道の石段から登り出し、六合目の避難小屋を目安に高度を上げていくと、昼前に山頂の弥山(1,709m)へ。日本海や隠岐、眼下の大山寺の眺めを楽しんで休んだら、来た道を下って午後の早い時間に大山寺へ戻ります。下りたら参道の豪円湯院で汗を流し、締めに大山そば、というのが下山後の定番の流れです。往復約6時間の本格的な日帰りなので、時間には余裕をもって組み立てましょう。
- 7:30 南光河原(満車なら博労座)に早着して準備
- 8:00 夏山登山道で弥山(1,709m)へ登山開始
- 11:00 弥山山頂(上り約3時間・目安)
- 13:30 大山寺へ下山(下り約2時間30分・目安)
- 14:00 参道の豪円湯院で入浴
- 15:00 参道で大山そば
弥山まで往復約6時間(剣ヶ峰は立入禁止)
夏山登山道は、大山寺から山頂の弥山(1,709m)まで、標高差およそ1,000m。標準のコースタイムは登り約3時間・下り約2時間30分で、休憩を含めて往復6時間前後の本格的な日帰りです。道はよく整備され、六合目の避難小屋を目安に一歩ずつ高度を上げていきます。ここで大切なのが山頂の扱いです。大山の最高峰は剣ヶ峰(1,729m)ですが、崩落と落石が激しく現在は立入禁止で、弥山から剣ヶ峰へ続く縦走路も非常に危険なため通行の自粛が求められています。一般に登れる山頂は弥山(1,709m)まで、と考えておきましょう。弥山の山頂部は植生を守るための木道が敷かれ、濡れると滑りやすいので、足元に気をつけて歩きます。
大山の夏山登山道を歩く装備
大山の夏山登山道は、標高差およそ1,000mを登り下りする本格的な行程で、序盤の石段から六合目より上の岩まじりの道、山頂部の木道まで、足場はよく変わります。足元を支える登山靴は欠かせません。長い下りはひざに負担がかかるので、トレッキングポールがあると衝撃をやわらげられます。標高1,700m近い稜線は晴れていても風が冷たく、休むと体が冷えるので、さっと羽織れる防風の上着があると安心です。山頂の木道は濡れると滑りやすいため、慎重に足を置きましょう。靴やウェア、レインウェアの選び方は子連れ登山ギア完全ガイド|0歳〜小学生まで全部まとめにまとめました。
まとめ
- 起点は登山口最寄りの南光河原(約50台・無料・トイレあり)。約50台と少なく朝は埋まりやすいので、満車なら博労座(約600台・情報館にトイレ)へ回る
- どちらも夏山シーズンは無料で、有料になるのは冬のスキー期のみ
- 下山湯は参道の豪円湯院(大人790円・水休・11:00〜19:00)か、車約28分の皆生おーゆランド(大人450円)。締めは参道の大山そば
- 登れる山頂は弥山(1,709m)。最高峰の剣ヶ峰(1,729m)と縦走路は立入禁止・通行自粛。往復約6時間・標高差約1,000mの本格的な日帰り
- 石段・岩・木道と冷える稜線に備え、登山靴・トレッキングポール・防風を用意する
※本記事の料金・営業時間・閉鎖情報は変更される場合があります。お出かけ前に必ず各施設の公式サイトでご確認ください。
最終確認日:2026年7月(南光河原・博労座の台数と料金・トイレ、豪円湯院とおーゆランドの料金・営業、参道の大山そばの営業、弥山までのコースタイムと剣ヶ峰の立入規制を含めて検証済み)
アイキャッチ画像:大山(伯耆大山) 撮影 hiroaki(Wikimedia Commons/CC BY 2.0)
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