子連れ登山の保険おすすめ|家族で入れる登山保険4プランを比較(楽天ほか)

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子連れで山に行くとき、保険のことでこんな迷いが出てきませんか。

  • 登山保険は種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない
  • 子どもの分まで入ると高くつきそうで、なかなか踏み切れない
  • そもそも低山のハイキングでも保険が要るのか判断できない

警察や消防による救助は原則として無料です。けれども民間の救助組織や民間のヘリコプターが動くと、その費用は自己負担になります。捜索に出る隊員の手当だけで1名2万円、民間ヘリなら2時間の飛行で120万円という例も。子連れの場合は、親が搬送されたときに子どもが山に残されるリスクまで重なってきます。

この記事では、家族まとめて入れる登山保険4プランを保険料と補償額で比較し、子連れ登山に合う選び方を整理しました。読み終えるころには、我が家に必要な補償と払う金額がはっきり決まります。

子連れ登山に保険が必要な理由|救助費用は自己負担になることがある

山の上空を飛ぶ救助ヘリコプター

登山保険(山岳保険)は、遭難したときの捜索・救助にかかった費用を補償してくれる保険です。「税金で救助してもらえるから不要」と思われがちですが、無料になるのは警察や消防が動いた場合に限られます。

人手が足りないときには民間の救助組織が出動し、その日当や機材費は、遭難した本人と家族の負担になります。公的なヘリコプターでも、埼玉県では2018年施行の条例により、県内の一部山域で防災ヘリの出動が有料になりました(2024年4月から5分ごとに8,000円)。

救助の種類費用の目安
警察・消防による救助原則として無料
埼玉県の防災ヘリ(一部山域)5分ごとに8,000円(1時間で約9.6万円)
民間の捜索隊員1名につき2万円(あるスキー場の例)
民間ヘリコプター2時間の飛行で120万円という例も

捜索が1日で終わるとは限りません。隊員の人数と日数が増えるほど請求額は積み上がり、数十万円から数百万円に届くこともあります。救助費用がどんな場面で発生するのかを詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
【山岳救助】有料化される?費用相場と子連れ登山で今やる3つの備え

子どもがいる家庭では、親が搬送・入院になったときに子どもが山に残されるリスクも生まれます。子連れであればなおさら、保険は優先して備えておきたい準備のひとつです。では、数ある保険の中からどう選べばいいのかを見ていきましょう。

子連れ登山の保険を選ぶ4つのポイント

①家族まとめて入れるか

保険によっては「本人のみ」しか対象にならないものがあります。子連れ登山では親も子どもも同時にリスクを負うため、家族型プランで一括加入できる保険を選ぶのが基本です。1つの契約で家族全員がカバーされるタイプなら、子どもの人数が増えても保険料は変わりません。

持ち物を家族分そろえるときと同じで、人数が増えるほど「1契約でまとめられるか」が効いてきます。装備の準備はこちらも参考にしてください。
子連れ登山の持ち物リスト完全版【年齢別チェックリスト付き】

②救援者費用の補償額は200万円以上あるか

救援者費用とは、捜索・救助にかかった費用や、家族が現地へ駆けつける交通費・宿泊費をまかなう補償です。民間ヘリが2時間飛ぶだけで120万円という例を考えると、200万円以上を目安にすると安心できます。

子連れで低山・一般ルートを歩く範囲なら、300万円まで用意すれば十分でしょう。逆に100万円だと、捜索が長引いたときに足りなくなる可能性があります。

③どこまでの登山が補償の対象か

見落としやすいのが、ここです。レジャー保険タイプの多くは、ピッケル・アイゼン・ザイル・ハンマーなどの登山用具を使う「山岳登はん」やロッククライミングを補償の対象外にしています。ハイキングや一般登山道を歩くぶんには問題ありません。ただ、将来的に雪山や沢登りへ広げるつもりなら、対象範囲の広い保険を選ぶ必要が出てきます。

子連れのうちは一般登山道が中心になるので、まずは手ごろなレジャー保険タイプで足ります。子どもが大きくなって行き先が変わったタイミングで、あらためて見直せば十分です。

④手続きがすぐ終わるか

子どもがいると出発前はバタバタします。楽天市場で購入できる保険なら楽天IDひとつで手続きが終わり、書類のやり取りもありません。普段から使っているサービスで完結できるかどうかは、続けやすさに直結します。

この4つを踏まえて、家族で入れる主なプランを並べて比べてみます。

家族で入れる登山保険4プランを比較|保険料と補償額の一覧

家族での加入を前提に、選択肢になりやすい4つを並べました。金額は、2026年8月10日時点で各社が公表しているものです。

プラン家族の扱い料金救援者・捜索費用対象の登山
楽天超かんたん保険
アウトドアプラン(家族型・標準)
1契約で家族全員月払1,020円
年払11,300円
200万円一般登山道まで
YAMAP 外あそびレジャー保険
(家族プラン)
1契約で同居の親族7日1,570円
年間15,730円
1人あたり300万円
※家族全体の合計上限1,500万円
雪山・沢登り・クライミングも対象
モンベル 野あそび保険1人ずつ加入1泊2日 250円〜500円
6泊7日 700円
300万円一般登山道まで
山と溪谷の登山保険
(捜索・救助費用保険)
1人ずつ加入年間3,300円300万円雪山・沢登り・クライミングも対象

見方のポイントは2つです。

  • 人数が増えても料金が変わらないのは楽天とYAMAP:1契約で家族をまとめられるので、3人以上の家族ほど割安になります
  • モンベルと山と溪谷は1人ずつの契約:家族分は人数をかけた金額になります。ただしモンベルは1回250円からの掛け捨てなので、年に1〜2回だけ登る家庭には向きます

ケガの補償まで含めて家族全員を通年でカバーしたいなら、楽天超かんたん保険の家族型が最も分かりやすい選択になります。捜索費用だけを厚くしたい、雪山にも行くという場合は、YAMAPか山と溪谷の保険が候補です。

ここからは、子連れでの使いやすさが際立つ楽天超かんたん保険を詳しく見ていきます。

楽天超かんたん保険アウトドアプランの補償内容と保険料

スマートフォンで登山保険を比べる親

楽天市場で購入できる「楽天超かんたん保険 アウトドアプラン」は、ハイキング・登山・キャンプなどアウトドア中のケガや救援者費用を補償するレジャー保険です。補償の厚さで節約・標準・充実の3コース、対象者の範囲で本人型・夫婦型・家族型の3タイプに分かれます。

3コースの補償額|救援者費用は100万・200万・300万円

補償額はコースで決まります。本人型でも家族型でも中身は同じです。

補償項目節約コース標準コース充実コース
救援者費用等100万円200万円300万円
死亡・後遺障害なし110万円200万円
入院保険金(日額)1,000円1,500円3,000円
手術保険金(入院中)10,000円15,000円30,000円
通院保険金(日額)なしなし1,000円
携行品損害10万円10万円10万円

ここで気をつけたいのが、節約コースには死亡・後遺障害の補償が付かないことです。救援者費用も100万円までなので、捜索が長引いたときに足が出る可能性があります。携行品損害はどのコースも一律10万円なので、コース選びの決め手にはなりません。

本人型・夫婦型・家族型の保険料一覧

支払方法節約標準充実
本人型月払170円330円940円
年払1,750円3,670円10,210円
夫婦型月払250円550円1,680円
年払2,650円6,100円18,300円
家族型月払430円1,020円3,130円
年払4,640円11,300円34,150円

家族型の対象になるのは、本人または配偶者と同居している6親等内の血族・3親等内の姻族と、別居していても未婚の子どもです。つまり子どもが2人でも3人でも保険料は同じで、人数が多い家庭ほど割安になります。

子連れ家族には家族型・標準コースが合う

低山や一般登山道を家族で歩くなら、家族型の標準コース(月払1,020円)がちょうどよい厚みです。救援者費用が200万円あり、ケガの補償と携行品損害も付きます。家族3人が本人型に個別加入した場合の月990円と、ほぼ同じ負担で家族全員をまとめられる計算です。

携行品損害が付くのも子連れでは効いてきます。子どもが転んでカメラを壊した、ザックに入れていた機材が破損したといった場面がカバーされ、山以外の日常のケガも補償の対象です。月払を選べば、登山から離れた時期にすぐ解約できる身軽さもあります。

楽天超かんたん保険アウトドアプラン家族型標準コース

楽天超かんたん保険|アウトドアプラン 家族型・標準コース

月払1,020円 / 年払11,300円 / 救援者費用200万円 / 家族全員カバー

楽天で見る

節約コース(家族型・月払430円)でいい人

年に1〜2回、近場の低山を歩くだけという家庭向けです。救援者費用100万円と入院・手術の補償は付くので、無保険の状態は確実に抜け出せます。ワンコインでまず備えを作りたい方の第一歩として選びやすい金額です。

ただし死亡・後遺障害の補償が付かない点は、加入前に納得しておきたいところです。ここが気になるなら標準コースまで上げてください。

楽天超かんたん保険アウトドアプラン家族型節約コース

楽天超かんたん保険|アウトドアプラン 家族型・節約コース

月払430円 / 年払4,640円 / 救援者費用100万円

楽天で見る

充実コース(家族型・月払3,130円)が向く人

毎月のように山へ行く、通院の補償まで欲しいという家庭向けです。救援者費用300万円に加えて通院日額1,000円が付き、入院・手術の金額も標準の倍になります。

一方で月3,130円は年間37,560円と、他社の年間プランを上回ります。登る回数がそこまで多くないなら、標準コースで足りることのほうが多いはずです。

コースが決まったら、申し込む前に確認しておきたい点があります。

加入前に確認したい4つの注意点

登山道で地図を広げて確認する登山者

①ピッケル・アイゼンを使う登山は補償の対象外

アウトドアプランが補償するのは、ハイキングと一般登山道の登山です。ピッケル・アイゼン・ザイル・ハンマーなどの登山用具を使う「山岳登はん」中の事故は補償されません。ロッククライミングやフリークライミングも対象外です(壁の高さ5m以下のボルダリングは除きます)。

雪山や沢登りに足を伸ばすなら、対象範囲の広いYAMAPの外あそびレジャー保険や、山と溪谷の登山保険を検討してください。

②補償が始まるのは申込みの翌日16時から

補償が始まるのは、申込手続が完了した日の翌日午後4時からです。登山当日の朝に申し込んでも間に合いません。前日までに手続きを終わらせておくのが鉄則です。

週末の山行を予定しているなら、金曜の夜ではなく木曜までに済ませておくと確実です。

③自動で継続される

アウトドアプランは自動継続の商品です。月払を選べば毎月そのまま継続されるので、登山から離れたときは自分で解約手続きをする必要があります。年払なら更新のタイミングで見直せます。

④携行品の補償には3,000円の自己負担がある

携行品損害には、1回の事故につき3,000円の自己負担額(免責金額)が設定されています。数千円のものが壊れただけでは保険金が出ないか、出てもごくわずかです。カメラや双眼鏡のように、それなりの金額のものを持っていくときの備えと考えてください。

よくある質問|子連れ登山の保険

山岳保険とレジャー保険は何が違いますか

補償される登山の範囲が違います。レジャー保険タイプはハイキングや一般登山道が対象で、ピッケル・アイゼンを使う登山やクライミングは対象外です。山岳保険タイプはそこまで含みますが、そのぶん保険料は高くなります。子連れで低山を歩く段階なら、レジャー保険タイプで足ります。

家族型は子どもが何人でも保険料は同じですか

同じです。楽天超かんたん保険の家族型は、本人または配偶者と同居している6親等内の血族・3親等内の姻族と、別居の未婚の子どもが対象になります。人数で保険料が変わらないので、3人以上の家族ほど1人あたりの負担は下がります。

捜索サービスに入っていれば保険は不要ですか

役割が違うので、置き換えにはなりません。会員証の電波で位置を特定して捜索してくれるココヘリのようなサービスは、見つけてもらうための備えです。一方の保険は、見つかった後にかかった救助費用やケガの治療をお金でカバーします。両方そろえるのが理想ですが、まず1つ選ぶなら費用面をカバーする保険が先です。

保険と合わせてやっておきたい安全対策

登山アプリのGPS画面を確認する手元

保険は「もしものとき」の備えです。そもそも遭難しないための準備を合わせて行うことで、保険を使わずに済みます。

  • 登山届を提出する:無料で提出でき、万が一の際に捜索の手がかりになります
  • 登山アプリでGPS記録をつける:道迷いのときに現在地が分かります。電波がなくても使えるオフラインマップ付きが安心です
  • 救急セットを持参する:子どものすり傷・虫刺され・発熱など、山では小さなトラブルが起きます

登山届の出し方:子連れ登山の登山届の出し方|YAMAP・コンパス・紙の3パターン比較

登山アプリの選び方:【2026年最新】子連れ登山におすすめの登山アプリ5選|GPS・安全機能を徹底比較

救急セットの準備:子連れ登山の救急セット5選|持つべき中身と選び方

撮影中の転倒対策:子連れ登山で写真撮影中の転倒を防ぐ7つの注意点|山岳警備隊の警告から学ぶ

まとめ|子連れ登山の保険は家族型で備える

  • 警察・消防の救助は無料だが、民間の救助組織やヘリが動くと費用は自己負担になる
  • 子連れなら、1契約で家族全員をカバーできるプランを選ぶ
  • 救援者費用は200万円以上を目安にする
  • 家族まとめて入れるのは楽天超かんたん保険とYAMAPの2つ。ケガの補償まで含めて通年でカバーするなら楽天の家族型・標準コース(月払1,020円)
  • 節約コースには死亡・後遺障害の補償が付かない
  • ピッケル・アイゼンを使う登山は対象外。雪山に行くならYAMAPか山と溪谷の保険を選ぶ
  • 補償の開始は申込みの翌日16時から。前日までに手続きを済ませる

子どもと山を楽しむための土台は、安全への備えです。手続きは数分で終わります。次の山行の前に済ませておきましょう。

※本記事の保険料・補償額は2026年8月10日に各社の公表情報で確認したものです。最新の内容は各公式サイトでご確認ください。

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