冬鳥に会える関東の山と森3選|子連れで双眼鏡を持って歩く秋冬の野鳥観察

枝にとまるルリビタキのオス。背中が青く、わきがオレンジ色 行き先ガイド
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冬の山歩きは、子どもが何を楽しめるのか迷うという方は多いはずです。木の葉が落ちる秋から冬は、鳥を見つけやすい季節です。冬鳥に会える関東の山と森を3つに絞り、見られる鳥・料金・歩く時間・行き方と、子連れでの双眼鏡の使い方を紹介します。

冬鳥に会える関東の山と森3つを料金と歩く時間で比べる

岩の上にとまるジョウビタキのオス。頭が銀色で、おなかがオレンジ色

歩く時間は休憩を含まない大人の目安です(横浜自然観察の森は観察をしながらの参考時間)。

場所鳥を見る場所歩く時間料金行き方
権現山(弘法山公園)山頂のバードサンクチュアリ秦野駅から山頂まで歩いて約50分トイレの協力金100円小田急線の秦野駅から歩く。車は東名高速の秦野中井インターチェンジから約10分
横浜自然観察の森自然観察センターのまわりの4つの道30分(約0.7km)〜1時間半(約2.0km)入館無料。となりの駐車場は1日最大500円京急線の金沢八景駅からバス約15分の横浜霊園前で降りて歩いて7分
御岳山御岳山駅の前・富士峰園地・長尾平御岳山駅からビジターセンターまで10分、武蔵御嶽神社まで約30分ケーブルカー片道 大人700円・小児350円、往復 大人1,400円・小児700円JR青梅線の御嶽駅からバス10分のケーブル下で降り、滝本駅からケーブルカーで約6分

冬鳥は、秋から冬に日本へ渡ってきて春に離れる鳥です。国内を移動するルリビタキや一年中いるエナガも、この季節は見つけやすくなります。来る鳥の数は年によって変わります。

権現山(弘法山公園)|鳥の水浴び場をのぞける山頂

権現山の山頂に立つ2階建ての展望台

2026年10月14日から、クマの出没で権現山と浅間山が一時閉鎖されています。山頂のバードサンクチュアリにも入れません。出かける前に、秦野市の弘法山公園のページで閉鎖が終わったかを確かめてください。

権現山は、弘法山公園にある標高243mの山です。山頂のバードサンクチュアリには鳥の水飲み場と観察用の囲いがあり、2025年3月の改修で観察窓と水浴び場が増えました。観察窓を長い時間ひとりで使わないよう、市が呼びかけています。

秦野市は、権現山で見られる主な鳥として、11〜12月はルリビタキ・シロハラ・ジョウビタキ・エナガなど、1〜3月はツグミ・ウソ・シメ・カシラダカ・アオジを挙げています。

秦野駅から歩くと、公園に入ってから浅間山まで登りが続きます。未就学児なら、車で公園の駐車場(浅間山駐車場は30台)まで上がれます。

弘法山公園では、2024年10月25日〜27日にクマの目撃が3件ありました(秦野市観光協会)。鈴を持ち、朝夕を避けましょう。

横浜自然観察の森|双眼鏡を借りてレンジャーに聞ける

横浜自然観察の森の、木々に囲まれた園内の道

横浜自然観察の森は、日本野鳥の会のレンジャーが常駐する横浜市の施設です。自然観察センターは9:00〜16:30、月曜(祝日なら翌日)と12月28日〜1月4日が休みです。入館は無料で、双眼鏡と図鑑を借りられます。借りるときは携帯電話の番号か身分証を見せます。

センターを起点に4つの道があり、いちばん短いウグイスの道は、短い時間でいろいろな自然を回れます。

レンジャーは、2025年11月にシメ・アオジ・ツグミの仲間やオシドリが姿を見せたと伝えています。初めて鳥を見る人には、晩秋から初春によく見られ、地面でえさをとるアオジをすすめています。視線の低い子どもは見つけやすいそうです。

毎月第2日曜の9:20〜12:00には「みんなでバードウォッチング」があります。小学生以上(小学生は保護者同伴)が対象で参加無料、くわしい案内では申込不要です。この秋冬は11月8日・12月13日・1月10日・2月14日の予定です。公式サイトで確かめましょう。

バス停からは約120段の階段です。近くの大丸山は動物園・牧場とセットで歩ける関東の山3選|子連れの半日ハイクと料金・回り方で紹介しています。

御岳山|ケーブルカーで上がり舗装路で冬の鳥を探す

石段の上に建つ御岳ビジターセンター

御岳山は、ケーブルカーの御岳山駅から武蔵御嶽神社まで舗装路で歩ける標高929mの山です。約330段の石段は急なので、歩きやすい靴で。運賃は2026年10月1日からの金額です。

御岳ビジターセンターの資料は、冬に見られる鳥としてジョウビタキ・ウソ・ルリビタキ・カヤクグリ・カシラダカ・ベニマシコ・アトリの7種を挙げています。

ビジターセンター(9:00〜16:30、月曜休み・祝日なら翌日、入館無料)にはトイレとおむつ替えの場所、休憩スペースがあり、自然解説員が常駐しています。

冬はロックガーデンが凍るので向きません。2026年2月には長尾平などのトイレが凍って使えませんでした。トイレはビジターセンターか駅で済ませ、15時半までに戻りましょう。

雪や凍結のある日は、チェーンスパイク(靴に付ける滑り止め)を用意しましょう。モンベルのチェーンスパイクは冬の低山向けの軽アイゼン(簡易な滑り止め)で、Sサイズは20.5cmの靴から合います。それより小さい靴の子は、道が凍った日は見送りましょう。本格的な雪山には使えません。氷や雪のない所で使うと傷みやすいので、外して歩きます。

ザックに1組あれば、日陰の凍った道に備えられます。

モンベルのチェーンスパイクの商品写真

mont-bell(モンベル)

チェーンスパイク

靴の上から靴下を履くように付けられる、冬の低山向けの軽アイゼンです。収納袋が付きます。

御岳ビジターセンターの一覧には、2025年5月〜2026年5月のクマの目撃などが9件あります。2025年12月1日の朝にはケーブルカーの線路上でも目撃されました。冬も鈴をつけましょう。

子どもと鳥を見るときの双眼鏡の使い方と寒さ対策

ビクセンの双眼鏡アトレックライトII BR6×30WP

鳥は、声を頼りに探します。声が聞こえたら足を止め、動かずにその方向を見ます。見つけたら目を離さず、双眼鏡をそっと目に持っていきます。

太陽をのぞかない、ストラップを首にかける、静かに道から外れずに見る、の3つを子どもと約束しましょう。

日本野鳥の会は、倍率8〜10倍・レンズの口径30mmくらいを目安にしています。ただ、子どもがのぞくには、左右の筒の幅(眼幅)が目の幅に合うことが先です。ビクセンのアトレックライトII BR6×30WPは、倍率が6倍と目安より低めですが、眼幅を49mmまで狭められます。

1台あれば、借りられない場所でも子どもが自分の手で鳥を追えます。

ビクセンの双眼鏡アトレックライトII BR6×30WPの商品写真

Vixen(ビクセン)

アトレックライトII BR6×30WP

眼幅を49mmまで狭められる倍率6倍の防水の双眼鏡です。目の幅が狭い子どもでも自分でのぞけます。

ほかの機種は双眼鏡おすすめ5選|子連れ登山で野鳥も景色も楽しめる選び方と使い方で紹介しています。

保温着(防寒着)は、立ち止まって鳥を見るときに着ましょう。手袋も欠かせません。

冬鳥に会える関東の山と森3つのまとめ

  • 権現山:山頂の観察窓から鳥を見る
  • 横浜自然観察の森:双眼鏡を借りて歩く
  • 御岳山:ケーブルカーで上がり、舗装路で鳥を探す

この記事の料金・開いている時間・休み・行事・クマの情報は、2026年10月7日に各施設と自治体の公式ページで確認した内容です。

写真(Wikimedia Commons・切り出し):ルリビタキ M.Nishimura(CC BY-SA 3.0)/ジョウビタキ Laitche(CC BY-SA 4.0)/権現山・御岳山 Koda6029(CC BY-SA 4.0)/横浜自然観察の森 Quercus acuta(CC BY-SA 4.0)

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