【白馬岳】八方の登山口駐車場ガイド|猿倉行きバスは予約制・下り最終13時

白馬岳の山頂と稜線に建つ白馬山荘・白馬岳頂上宿舎 登山口ノート
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白馬岳に行こうと決めて調べ始めると、こんなところで手が止まりませんか。

  • 猿倉に停めるつもりだったのに「猿倉駐車場は閉鎖」という告知が出てきた
  • では車をどこに置いて、猿倉までどうやって上がるのかが分からない
  • バスがあるらしいが予約が要ると書いてあり、何時の便に乗れば登れるのか読み取れない

白馬岳の登山口である猿倉の駐車場は、2026年度と2027年度は路面の復旧工事で使えません。県道そのものは開通しているので「通行止め」ではないのですが、上がっても車を置く場所がないという状態です。つまり車は八方に置き、そこから猿倉へ上がることになります。

この記事では、八方の駐車場の選び方、猿倉線バスの運行日と予約、下りの最終便に間に合うかどうかの計算、山小屋の予約、下山後の温泉と食事までを、白馬村・アルピコ交通・白馬八方尾根・白馬館・長野県の公式情報で確認してまとめました。

読み終えるころには、車を置く場所と当日の出発時刻、そして1泊するかどうかまで自分で決められます。

急いでいる方へ:駐車場・登山口までの乗換・下山後の温泉を1画面で確認できる早見表『山前チェック』はこちらからどうぞ。
  1. 白馬岳の車は八方に置く|猿倉の駐車場は工事で閉鎖中
    1. 猿倉駐車場は2026年度と2027年度は使えません
    2. 夏に使える無料駐車場は第2・第3・第5の3か所
    3. ゴンドラ前の有料駐車場は1日1,000円
  2. 八方から猿倉へ|バスは予約制、下りの最終は13時
    1. 猿倉線が動くのは7月18日から8月16日と、8月の週末だけ
    2. 上りの始発は八方6時00分。予約は1か月前から
    3. 下りの最終は猿倉13時発。バスでの日帰りは成立しません
    4. 時間を自由にしたいならタクシー
  3. 大雪渓はアイゼンとヘルメットを持つ前提の道です
    1. 登山計画書は長野県の条例で届出が必要です
    2. アイゼンとヘルメットは持っていく前提です
    3. 白馬尻小屋は2026年度は営業していません
  4. 1泊2日のタイムテーブル|初日は6時のバスに乗り切る
  5. 車をそのまま置ける別ルート|栂池パノラマウェイ
    1. 栂池高原は無料の第2駐車場が24時間使えます
    2. ゴンドラとロープウェイの料金と時刻
  6. 山小屋は全部が完全予約制|白馬山荘・頂上宿舎・大池山荘
  7. 下山後の温泉は八方の湯が21時まで開いています
    1. 八方の湯|21時まで開いています
    2. みみずくの湯|800円で21時まで。案内によって値が違います
    3. おびなたの湯|受付は17時30分で終わります
  8. 下山めし|八方は昼で閉まる店が多い
  9. 前泊は八方周辺|6時のバスに間に合わせるために
  10. 2,932mの装備は「雪の上」と「稜線の寒さ」で決まります
  11. まとめ

白馬岳の車は八方に置く|猿倉の駐車場は工事で閉鎖中

八方尾根から見た夏の白馬三山
八方尾根から見た白馬三山。左が白馬岳です。写真: Alpsdake(Wikimedia CommonsCC BY-SA 4.0)
地図:八方第3駐車場(Googleマップ)

白馬岳は長野県と富山県にまたがる標高2,932mの山です。大雪渓を登る王道コースの登山口は猿倉ですが、2026年はその猿倉に車を置けません。代わりの拠点になるのが、約6.5km手前の白馬八方です。

猿倉駐車場は2026年度と2027年度は使えません

白馬村の告知によると、猿倉駐車場は路面復旧工事のため、令和8年度から令和9年度にかけて利用できません。2026年度と2027年度の2シーズンにまたがる工事です。

混同しやすいのが道路の話です。猿倉へ通じる県道白馬岳線(二股から猿倉まで)は、令和8年4月24日の午前10時から開通しています。道は通れます。通れるけれど、着いた先に駐車場がない、という状態です。

白馬村は猿倉までの行き方として、八方バスターミナルからのタクシーまたは路線バスを案内しています。宿泊施設などの送迎車両は進入できます。そして猿倉までの間の路上駐車は、通行の妨げになるため厳禁とされています。ここに停めて歩けばいい、という逃げ道はありません。

個人のブログや古い登山口情報には、いまも「猿倉駐車場 約70台・無料」と書かれたものが残っています。出発前に見る情報は、白馬村の告知のほうを信じてください。

夏に使える無料駐車場は第2・第3・第5の3か所

白馬八方尾根の公式サイトは「無料駐車場6ヵ所、約1,100台」と案内していますが、そのうち第6・第8・第9は冬期間のみの営業です。夏に使えるのは次の3か所になります。

駐車場台数料金目印
八方第3駐車場約200台無料郷の湯付近。夏に使える中では最大
八方第5駐車場約100台無料「八方」交差点を北方向へ100m
八方第2駐車場約70台無料八方の湯付近
白馬八方尾根の公式サイトの駐車場案内によります

3か所を合わせても約370台です。第6・第8・第9が冬だけなのを知らずに「1,100台もあるなら大丈夫」と考えていると、見込みが3倍近くずれます。

下山後のことまで考えると、選び方は変わってきます。第2駐車場は八方の湯のそば、第3駐車場は郷の湯のそばです。ただし郷の湯は冬季のみの営業なので、夏に下りてきても開いていません。風呂まで歩いて済ませたいなら第2駐車場が近い、ということになります。

ゴンドラ前の有料駐車場は1日1,000円

無料の駐車場が埋まっていた場合は、ゴンドラリフト前のA・B・C駐車場が使えます。A駐車場40台、B駐車場45台、C駐車場25台で、いずれも1日1,000円です。合計110台なので、こちらも大きな受け皿ではありません。

同じ北アルプスでも、槍ヶ岳のように登山口のすぐそばに車を置ける山とは前提が違います。乗換が要る山の組み立て方は【槍ヶ岳】登山口駐車場ガイド|新穂高と上高地、どちらに車を置くかにもまとめています。

八方から猿倉へ|バスは予約制、下りの最終は13時

地図:猿倉荘(猿倉登山口・Googleマップ)

八方から猿倉へはアルピコ交通の猿倉線が走ります。ここが白馬岳の計画で一番きわどい部分なので、時刻を先に見てください。

猿倉線が動くのは7月18日から8月16日と、8月の週末だけ

2026年度の運行日は、7月18日から8月16日まで、そして8月22日・23日、8月29日・30日です。区間は白馬駅から白馬八方バスターミナルを経て猿倉まで。裏を返すと、8月17日から21日、24日から28日、そして8月31日以降はバスが走りません。この日程から外れると、猿倉へ上がる手段はタクシーか送迎だけになります。

猿倉線は予約制です。乗車日の1か月前の同日0時から、インターネットの発車オーライネットで受け付けます。電話での予約は受け付けていません。支払いはクレジットカード・PayPay・d払いで、決済期限は予約を申し込んだ当日中です。期限までに決済しないと自動でキャンセルになります。座席の指定はなく、当日並んだ順の案内になります。

上りの始発は八方6時00分。予約は1か月前から

便白馬駅発八方バスターミナル発猿倉着
1便5:556:006:22
2便7:207:257:47
3便10:3010:3510:57
4便12:1512:2012:42
アルピコ交通 猿倉線の時刻表(2026年度)

登るなら1便一択です。八方6時00分発、猿倉6時22分着。八方の駐車場から歩いてバスターミナルに向かう時間を足すと、車を置くのは5時半すぎには済ませておきたいところです。

運賃は大人片道2,000円です。白馬駅から乗っても白馬八方バスターミナルから乗っても同額なので、往復で4,000円を見ておきます。子どもの運賃は公表されていないため、同行する場合は予約画面で確かめてください。

下りの最終は猿倉13時発。バスでの日帰りは成立しません

便猿倉発八方バスターミナル着白馬駅着
1便8:028:248:29
2便11:2011:4211:47
3便13:0013:2213:27
アルピコ交通 猿倉線の時刻表(2026年度)

下りは3便だけで、最終が猿倉13時00分発です。朝に山小屋を出て下りてくる人に合わせた時刻で、日帰り登山者の下山を待ってはくれません。

数字を並べると、はっきりします。猿倉に着くのが6時22分、猿倉から白馬岳の山頂まではコースタイムで6時間15分。単純に足しても山頂に立つのが12時37分ごろです。最終バスは13時00分発ですから、山頂から猿倉まで23分で戻る計算になります。休憩を一切取らなくても届きません。

白馬岳をバスで登るなら、1泊するのが前提になります。この点を出発前に飲み込めるかどうかが、この山の一番大きな分かれ目です。

時間を自由にしたいならタクシー

白馬村が案内しているのは、アルピコタクシー、白馬観光タクシー、アルプス第一交通、ジャムジャムエクスプレス、そしてUberです。バスの運行日から外れた日や、下山が午後になる日はタクシーが現実的な選択肢になります。

料金は公表されていません。金額と、下山時に迎えに来てもらえるかどうかを、予約の電話で先に確かめておくと安心です。

同じように予約制のバスで登山口へ入る山としては、白山があります。組み立ての考え方は【白山】市ノ瀬・別当出合の登山口駐車場ガイド|マイカー規制とシャトルバスが参考になります。

大雪渓はアイゼンとヘルメットを持つ前提の道です

白馬大雪渓を登る登山者と雪面の紅殻の目印
白馬大雪渓。雪の上にうっすら見える赤い筋が、進む場所を示す紅殻の目印です。写真: Alpsdake(Wikimedia CommonsCC BY-SA 4.0)

登山計画書は長野県の条例で届出が必要です

長野県では、指定登山道を通行する場合に登山計画書の届出が必要です。長野県登山安全条例にもとづくもので、平成28年7月1日から施行されています。指定登山口から山頂までのすべての登山道が指定登山道になるため、一般的なコースかどうかは関係ありません。

出し方はいくつかあります。オンラインの「ながの電子申請サービス」、コンパスやYAMAPからの届出、FAX、郵送、そして指定登山口の登山ポストです。猿倉には登山計画届出ポストとトイレ、水場があります。

自分が歩く道が指定登山道に当たるかどうかは、長野県が公開している指定登山道位置図で確認できます。スマートフォンから出しておくのが早いので、アプリからの提出に慣れていない場合は【2026年最新】子連れ登山におすすめの登山アプリ5選|GPS・安全機能を徹底比較もあわせてどうぞ。

アイゼンとヘルメットは持っていく前提です

白馬大雪渓は標高差およそ600m、距離およそ2kmで、抜けるのに2時間半ほどかかります。夏でも雪の上を歩くため、6本爪程度の軽アイゼンが標準的な装備です。6月ごろまでは10本爪・12本爪のアイゼンやピッケルが必要になります。

もうひとつがヘルメットです。大雪渓は地形として両側の斜面から落石が多い場所で、ヘルメットの着用がすすめられています。

2026年8月3日に白馬山荘から出た現地情報では、大雪渓の上部は秋道に切り替わり、雪渓が短くなって橋が架けられている状態です。それでもアイゼンとヘルメットの携行は引き続きすすめられており、チェーンスパイクや軽アイゼンでも爪の数は問わないとされています。あわせて「大雪渓は落石に注意。視界不良時の通行はとても危険です」「早出早着が山の原則。目標到着時間15時、安全圏は16時迄です」とも書かれていました。雪の状態はシーズン中に変わるので、直前に山小屋の発信を見てから装備を決めてください。

稜線の最低気温は15℃ほどで、下山時は寒く感じます。防寒着と雨具は夏でも省けません。雨具の選び方は【レインウェアの選び方】初心者・子連れ登山で失敗しないポイントにまとめています。

白馬尻小屋は2026年度は営業していません

猿倉から1時間10分ほど登った白馬尻には白馬尻小屋がありますが、白馬村の山小屋情報では2026年度は営業しないとされています。「初日は白馬尻まで上がって泊まり、翌朝に大雪渓へ取り付く」という組み方は、2026年はできません。

そのぶん、初日にどこまで上がるかの選択肢が減ります。猿倉荘に前泊して朝いちで動くか、初日に一気に稜線の小屋まで上がるかの二択になります。

1泊2日のタイムテーブル|初日は6時のバスに乗り切る

バスの時刻とコースタイムだけで組むと、次のようになります。休憩は入れていないので、実際にはここに自分の休憩時間を足してください。

時刻行動
5:30ごろ八方の駐車場に車を置き、八方バスターミナルへ歩く
6:00八方バスターミナル発(猿倉線1便・要予約)
6:22猿倉着。登山計画書を出して出発
7:32ごろ白馬尻(猿倉から1時間10分)
12:22ごろ白馬山荘(白馬尻から4時間50分)
12:37ごろ白馬岳 山頂(白馬山荘から15分)。この日は稜線の小屋に泊まる
2日目下山して猿倉へ。8:02・11:20・13:00のいずれかのバスで八方へ戻る
コースタイムは山と溪谷オンラインのモデルコース、バス時刻はアルピコ交通の時刻表によります

初日は猿倉からの登りだけで6時間15分。白馬山荘に着くのが昼過ぎで、山頂は荷物を置いてから往復する形になります。時間に余裕があるように見えますが、大雪渓の通過に2時間半かかることを考えると、ここで遅れると午後の天気に当たります。白馬山荘が出している「目標到着時間15時、安全圏は16時迄」という目安に照らしても、1便に乗るかどうかで安全の幅がまるで違ってきます。

2日目は下山です。下りの所要時間は公表されていないので、登りにかかった時間から自分のペースで見積もってください。ただ、猿倉発の最終が13時00分であることは変わらないので、朝は早く出ることになります。

「1泊はどうしても取れない、日帰りで行きたい」という場合もあると思います。その場合はバスをあきらめてタクシーにするか、栂池から入って往復するかの二択になります。どちらも費用は増えますが、時刻に追われて下山を急ぐよりは安全側の選択です。

車をそのまま置ける別ルート|栂池パノラマウェイ

地図:栂池高原 第2駐車場(Googleマップ)

猿倉に車を置けないのが気になるなら、栂池から入るという手があります。白馬大池と小蓮華山を経て白馬岳へ向かうルートで、こちらは登山口まで自分の車で行けます。

栂池高原は無料の第2駐車場が24時間使えます

駐車場台数料金利用時間
第2駐車場200台無料24時間(夜間利用可)。ゴンドラまで約500m
中央駐車場300台500円/日6時〜18時。ゴンドラ乗場口の近く
白馬つがいけマウンテンリゾートの駐車場案内によります

中央駐車場はゴンドラ乗場のすぐ近くで便利ですが、利用できるのは6時から18時までです。前夜に着いて車で仮眠したい場合は、24時間使える第2駐車場のほうを選ぶことになります。500mの歩きは増えますが、無料です。

ゴンドラとロープウェイの料金と時刻

栂池パノラマウェイは、ゴンドラリフト「イヴ」で約20分、栂池ロープウェイで約5分の乗り継ぎです。2026年のグリーンシーズンは6月6日から10月25日まで運行します。

券種大人小児
往復(栂池自然園の入園料込み)4,000円2,200円
往復(入園料なし)3,680円1,940円
片道(入園料なし)2,100円1,150円
つがいけロープウェイの公式サイトによります

登山で使うなら入園料なしの券で足ります。時刻は時期によって変わり、ゴンドラの上り始発は7時00分・7時30分・8時00分のいずれか、ロープウェイの下り最終は16時40分か17時20分です。7月中旬から8月中旬の混み合う時期は上り始発7時00分・下り最終17時20分で、いちばん動きやすい設定になります。行く日の区分を公式サイトで確かめてから出発してください。

白馬岳から栂池自然園へ下る場合、白馬山荘から自然園駅までがコースタイムで4時間55分です。猿倉から登って栂池へ下りると車の場所に戻れないので、栂池を使うなら往復にするか、下山後の足を先に考えておく必要があります。乗り物で標高を稼ぐ組み立ては【立山】立山駅の駐車場ガイド|室堂へのケーブルカー乗換と下山後の温泉と似ています。

山小屋は全部が完全予約制|白馬山荘・頂上宿舎・大池山荘

白馬岳の小屋はいずれも完全予約制です。バスの下り最終が13時00分である以上、この山は泊まる前提になるので、日程が決まったら早めに押さえてください。

山小屋2026年の営業期間1泊2食(大人)予約先
白馬山荘(標高2,832m・収容800名)4月25日〜10月12日16,000円白馬館 0261-72-2002
白馬岳頂上宿舎6月27日〜9月27日(宿泊は9月26日まで)16,000円白馬村振興公社 0261-75-3788(9:00〜17:00)
白馬大池山荘6月20日〜10月12日予約時に確認白馬館 0261-72-2002
猿倉荘(登山口の小屋)6月27日〜9月26日14,000円白馬館 0261-72-2002
営業期間は白馬村公式観光サイト、料金は白馬館および白馬村振興公社の公式サイトによります

白馬山荘は素泊り12,000円、1泊朝食13,500円、1泊夕食14,500円という区分もあります。小学生は1泊2食10,000円です。白馬館の小屋は予約金が1泊あたり一人3,000円かかります(12歳未満は対象外)。

白馬岳頂上宿舎は素泊り10,000円、1泊朝食13,000円、1泊夕食14,000円、1泊3食18,000円。表示料金には宿泊税200円が含まれています。テント場は1人2,000円で水とトイレが使え、こちらも完全予約制です。

猿倉荘に前泊すると、翌朝はバスを待たずに登り始められます。1便の6時00分より早く動けるのは、この山では大きな差になります。

1泊2食で16,000円という金額を見て、高いと感じる方もいると思います。食事を付けない素泊りにすれば、白馬山荘なら12,000円まで下がりますし、頂上宿舎のテント場なら1人2,000円です。予算に合わせて泊まり方を選べる山なので、金額だけで最初からあきらめなくて大丈夫です。

下山後の温泉は八方の湯が21時まで開いています

地図:白馬八方温泉 八方の湯(Googleマップ)
施設営業時間大人定休・期間
八方の湯10:00〜21:00(受付終了20:30)1,000円無休
みみずくの湯10:00〜21:00(受付終了20:30)800円無休
おびなたの湯12:00〜18:00(受付終了17:30)800円2026年4月25日〜10月31日
白馬八方温泉の公式サイトと白馬村公式観光サイトによります

八方の湯|21時まで開いています

八方バスターミナルのそばにある日帰り温泉です。10時から21時まで、受付終了は20時30分。無休なので、下山が遅れた日でも入れます。大人1,000円、小人600円。八方第2駐車場のすぐ近くなので、車を第2に置いておくと下りてきてそのまま歩けます。

みみずくの湯|800円で21時まで。案内によって値が違います

白馬三山を望む露天が名物の温泉です。運営元の白馬八方温泉の公式サイトも白馬村公式観光サイトも、10時から21時(受付終了20時30分)で大人800円、小人500円、無休としています。

ただし、旅行サイト側には「12時から20時(受付終了19時30分)・大人650円」と書かれたものがあり、時間も料金も食い違っています。ここでは公式の値を採っていますが、開店直後に寄るつもりなら電話で確かめてから向かうのが確実です。

おびなたの湯|受付は17時30分で終わります

八方から猿倉へ向かう県道沿いにある、源泉に近い温泉です。営業は2026年4月25日から10月31日まで、12時から18時で受付終了は17時30分。大人800円、小人500円です。

八方の2軒より3時間早く閉まります。猿倉から下りてバスで八方へ戻り、それから車で向かうと間に合わないことがあります。おびなたの湯に寄るなら、タクシーで下山する日か、栂池ルートを歩かない日に組み込むほうが現実的です。

下山めし|八方は昼で閉まる店が多い

地図:白馬八方バスターミナル(Googleマップ)

八方は昼で閉まる飲食店が多く、下山後の時間帯は選択肢が細くなります。

白馬丸金旅館の中にある白馬八方 山吹食堂は、公式サイトの記載では夕食17時から21時(ラストオーダー20時30分)で定休日なし。2025年4月26日からランチ営業も始めていますが、昼の営業時間は公表されていません。昼に寄るつもりなら、電話で確かめてから向かってください。

八方バスターミナルから歩いてすぐのそば工房 林檎舎は、ランチ11時30分から14時(ラストオーダー13時30分)。仕込みが切れると早じまいすることがあります。定休日は公式サイトに書かれておらず、営業日はフェイスブックとインスタグラムで案内されています。当日開いているかどうかは、出発前にそちらをのぞいておくと確実です。

下山が15時ごろになると、林檎舎は閉まっていて山吹食堂の夕食はまだ始まっていない、という時間帯に入ります。この2時間ほどを温泉で使うと、ちょうど食事どきに合わせられます。

白馬エリアの店を広く探したいときは、ホットペッパーグルメの白馬エリア(白馬のお店を探す)から当たると早いです。

前泊は八方周辺|6時のバスに間に合わせるために

白馬村エコーランドから見た白馬三山と集落
白馬村エコーランドから見た白馬三山。麓に宿が点在しています。写真: くろふね(Wikimedia CommonsCC BY-SA 4.0)

猿倉線の1便は八方6時00分発なので、遠方から前日入りするなら八方周辺に泊まるのが素直です。宿を探すときは、白馬・八方温泉の一覧(白馬・八方温泉の宿を楽天トラベルで見る)から探すと、バスターミナルまでの距離感がつかみやすいです。登山口の猿倉荘に泊まる手もありますが、こちらは6月27日から9月26日までの営業で完全予約制です。

「前泊まですると2泊分の宿代がかかる」と感じるかもしれません。白馬駅からの1便は5時55分発なので、当日の朝に電車で入って間に合わせる組み立てもできます。前泊が効いてくるのは、車で遠方から来て駐車場の場所取りまで前夜に済ませたいときです。

2,932mの装備は「雪の上」と「稜線の寒さ」で決まります

白馬岳は標高2,932m。夏でも稜線の最低気温は15℃ほどで、下山時は寒く感じます。防寒着と雨具は日程にかかわらず必要です。

この山で特別に足すものは、軽アイゼンとヘルメットです。大雪渓は6本爪程度の軽アイゼンが標準で、落石が多い地形のためヘルメットの着用がすすめられています。どちらもレンタルで済ませる人もいますが、雪の状態はシーズン中に変わるので、直前の現地情報を見てから決めてください。

足元は、雪の上を歩くことを考えるとしっかりした靴が要ります。選び方は【登山靴の選び方】初心者・子連れに失敗しないミドルカット3足比較にまとめています。

そのほかは、百名山を1座ずつ登っているなら手持ちの装備がそのまま使えます。強いて言えば、1便に乗るために暗いうちから動くことになるので、ヘッドランプを確実に入れておくことくらいです。

まとめ

  • 猿倉駐車場は路面復旧工事で2026年度と2027年度は使えない。県道は開通しているが停める場所がない
  • 車は八方へ。夏に使える無料駐車場は第3(約200台)・第5(約100台)・第2(約70台)の3か所で合計約370台
  • ゴンドラ前のA・B・C駐車場は1日1,000円、合計110台
  • 猿倉線の運行は7月18日〜8月16日と、8月22日・23日、29日・30日。予約制で1か月前の0時から受付、電話予約は不可
  • 上りの始発は八方6時00分・猿倉6時22分着。下りの最終は猿倉13時00分発
  • 猿倉から白馬岳まで登り6時間15分。最終バスには間に合わないため、バス利用なら小屋泊が前提
  • 白馬尻小屋は2026年度は営業なし。前泊するなら猿倉荘(6月27日〜9月26日)
  • 登山計画書は長野県の条例で届出が必要。オンラインか登山口のポストで出す
  • 大雪渓は6本爪程度の軽アイゼンとヘルメット。2026年8月3日時点で上部は秋道
  • 下山後は八方の湯(21時まで・1,000円)かみみずくの湯(800円)。おびなたの湯は受付17時30分まで
  • 栂池から入れば登山口まで自分の車で行ける。第2駐車場は200台・無料・24時間

白馬岳は「登山口に車を置けない山」になりました。そのぶん、車をどこに置いてどの便に乗るかを先に決めてしまえば、あとは素直に組み立てられます。下りの最終が13時00分だと分かった時点で、この山は泊まりで行く山だと腹を決めるのが、いちばん早い近道です。

出発前の最終チェックに『山前チェック』

『山前チェック』は、百名山の駐車場・始発バス・下山後の温泉と食事を、山ごとに1画面でまとめた早見表です。掲載しているすべての山に最終確認日を付けているので、古い情報に振り回されずに出発前の最終確認ができます。次の山に行くときは、ブラウザのブックマークからこのページを開くだけ。行き先の山を選べば、必要な情報がすぐに出てきます。

白馬岳の山前チェックを見る

※本記事の料金・営業時間・閉鎖情報は変更される場合があります。お出かけ前に必ず各施設の公式サイトでご確認ください。

※本記事の情報は2026年8月10日に確認したものです。

画像クレジット:アイキャッチ 写真 Alpsdake(Wikimedia Commons/CC0)。本文写真 写真 Alpsdake(Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0)2枚、写真 くろふね(Wikimedia Commons/CC BY-SA 4.0)1枚。地図:Googleマップ。

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