【至仏山】登山口駐車場ガイド|鳩待峠は通年マイカー不可・戸倉から乗合バス35分

尾瀬ヶ原の木道ごしに見た夏の至仏山 百名山詳細ガイド
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至仏山(しぶつさん・標高2,228m/群馬県)の登山口は鳩待峠ですが、鳩待峠へはマイカーで行けないため、どこに車を置けばいいのか迷う方は多いはずです。この記事では、車を停める戸倉の2つの駐車場、鳩待峠へ上がる乗合バスの時刻・運賃、登り専用の道の注意、下山後の温泉と食事、帰りの最終便から逆算した1日の組み立てまでをまとめ、当日の動き方が決まるようにしました。

急いでいる方へ:駐車場・下山後の温泉・めし処を1画面で確認できる「百名山の駐車場・温泉・めし 早見表」はこちら

至仏山の駐車場は戸倉の2か所

先に一覧で見ます。車で行くなら、戸倉(とくら)に停めて乗合バスか乗合タクシーで鳩待峠へ上がるのが唯一の方法です。

駐車場台数料金使う順番
尾瀬第一駐車場(戸倉)280台1,000円(24時間)最初はここ。乗合バスの乗り場がある
尾瀬第二駐車場(戸倉)250台1,000円(24時間)第一が満車のとき
2026年9月24日に群馬県・片品村・尾瀬保護財団の公式ページで確認。第一・第二はマイカー専用。

津奈木(つなぎ)から鳩待峠口までの約3.5kmは、1年を通してマイカーとバイクが通れません。戸倉から鳩待峠口までの道路脇は駐車禁止です。

鳩待峠の駐車場は10台程度で、使えるのはタクシーやマイクロバスだけです。

尾瀬第一駐車場|乗合バスの乗り場がある

地図:尾瀬第一駐車場(Googleマップ)

関越道の沼田ICから車で1時間。280台・1,000円(24時間)のマイカー専用駐車場で、鳩待峠行きの乗車券はここの乗り場の窓口で買います。乗り場のそばにトイレがあり、日帰り温泉の戸倉の湯も駐車場の隣です。キャンピングカーは幅と高さの制限で停められない場合があります。

鳩待峠への乗合バス・タクシー(2026年)

  • 運行:4月18日から11月3日まで
  • 片道:大人(中学生以上)1,300円/小学生以下650円(幼児も座席を使えば650円)
  • 所要:35分。予約はいらず、バスとタクシーは同じ料金・同じ乗車券
  • 9月19日から10月18日は毎日:戸倉発5時30分から15時30分まで1時間ごと。鳩待峠発の最終は16時30分
  • 10月19日から11月3日は毎日:戸倉発6時30分から14時30分まで。鳩待峠発の最終は15時30分

乗合タクシーは人数がそろいしだい出発し、混む日はダイヤに関係なくバスが増便されます。片品村は「最終便に遅れると鳩待峠から駐車場へ戻れなくなる」と注意を呼びかけています。10月19日から最終便が1時間早くなるので、秋の遅い時期は特に帰りの時刻から計画を立ててください。問い合わせは関越交通 鎌田営業所(0278-58-3311)です。

鳩待峠から至仏山へ|往復が基本

地図:鳩待峠(Googleマップ)

鳩待峠(標高1,591m)から小至仏山を通って山頂までは、上り3時間・下り2時間15分です(尾瀬保護財団の2026年版の地図)。峠には公衆トイレがあり、尾瀬の公衆トイレは1回100円のチップ制です。休憩所の「はとまちベース」は8時30分から16時までで、今季は11月5日までです。カフェはキャッシュレス払いだけです。

山ノ鼻(やまのはな)から山頂へ上がる東面登山道は上り専用で、下りは禁止です。このあたりの岩は蛇紋岩(じゃもんがん・濡れると特に滑りやすい岩)で、尾瀬保護財団も注意を呼びかけています。回って歩くなら、鳩待峠から山ノ鼻へ下り、至仏山に登って鳩待峠へ戻る向きだけで、合計6時間15分かかります。至仏山にはトイレがないので、峠で済ませ、携帯トイレを持って行きます。

子どもと歩くなら山ノ鼻まで

山頂を目指さず、木道で山ノ鼻(標高1,400m)まで下りて戻ると、行き1時間・帰り1時間30分です。帰りは上り坂になるので、行きより30分長く見ておきます。山ノ鼻から先の尾瀬ヶ原の歩き方と持ち物は子連れの尾瀬ハイキング入門|歩けるコース・持ち物・入山協力金2026にまとめています。

至仏山に登れる季節(2026年)

2026年は、雪の残る4月17日から5月6日まで登れたあと、5月7日から6月19日まで植物を守るために登山道が閉鎖され、6月20日に山開きしました。秋は10月19日に登山道の柵が外されますが、その後も登れます。ただし晩秋は雪が降ることもあります。山小屋は山の鼻小屋が10月18日泊まで、至仏山荘が10月24日泊までの営業です。

群馬県は2026年、鳩待峠で入域協力金(尾瀬に入る人に任意でお願いするお金。目安1口500円・中学生以下は対象外)の実証実験を8月10日から19日と9月11日から20日に行い、どちらも終わっています。2027年度も行う予定で、今年の結果は公表なしです。全国の状況は登山の入山料・協力金はいくら?全国の導入状況まとめ【2026年】で見られます。

第一駐車場が満車のときの逃げ場

戸倉の駐車場が何時に埋まるかは公表なしです。尾瀬保護財団によると、混みやすいのは5月下旬(ミズバショウ)、7月中旬(ニッコウキスゲ)、9月下旬(草紅葉)で、どの駐車場にも停められないことは「大変稀」とされています。

第一が満車なら、近くの尾瀬第二駐車場(250台)へ回ります。料金は同じ1,000円(24時間)です。尾瀬保護財団は、スノーパーク尾瀬戸倉(尾瀬戸倉スキー場)の駐車場に停めて乗り換える方法も案内しています。どの駐車場に停めても、乗合バスに乗るのは尾瀬第一駐車場の乗り場です。

下山後の温泉

尾瀬ぷらり館 戸倉の湯(駐車場の隣)

地図:尾瀬ぷらり館 戸倉の湯(Googleマップ)
  • 入浴料:大人600円/小学生300円
  • 時間:10時00分から18時00分(最終受付17時30分)
  • 2026年秋の営業日:9月19日から10月12日は水曜以外、そのあとは10月17・18・24・25日の土日だけ。10月25日で今季終了
  • 電話:0278-58-7263(尾瀬戸倉観光協会)

尾瀬第一駐車場とバス停の隣にあり、内湯と露天風呂で源泉かけ流しの湯に入れます。バスを降りて歩いて行けるのがいちばんの利点です。ただし毎日開いているわけではなく、祝日のあとに振替で休む日もあります。入浴は10人程度までなので、混む日は待つこともあります。

花の駅・片品 花咲の湯(戸倉から車30分)

地図:花の駅・片品 花咲の湯(Googleマップ)
  • 入館料:平日 大人900円・小人600円/土日祝 大人1,000円・小人650円(小人は3歳以上)
  • 時間:10時00分から20時00分(最終受付19時30分)
  • 定休日:金曜日(祝日と行楽シーズンは営業)
  • 電話:0278-20-7111

岩を組んだ露天風呂と、サウナ・水風呂がある日帰り温泉です。戸倉の湯が休みの日や、10月26日以降の受け皿になります。夜まで開いているので、最終便で下りてきた日でも間に合います。同じ片品村の日光白根山から寄る流れは【日光白根山】登山口駐車場ガイド|丸沼高原の混雑対策と下山後の温泉・うどんでも紹介しています。

前泊・後泊は戸倉で

戸倉発の乗合バスは、10月18日までは5時30分から出ています。沼田ICから車で1時間かかるので、朝いちばんの便に乗って山頂で余裕を持ちたいなら、前の晩に戸倉か片品村に泊まると朝の運転がなくなります。

宿の予約は楽天トラベル経由です。

至仏山の下山めし(戸倉から車15分)

道の駅 尾瀬かたしな かたしな食堂(戸倉から車15分)

地図:道の駅 尾瀬かたしな(Googleマップ)
  • 食堂:11時00分から14時00分
  • 定休日:金曜日(GW・8月・10月・年末年始・祝日は営業)
  • かけうどん(並)600円/尾瀬舞茸ごはん(並)500円
  • 電話:0278-25-4644

「尾瀬名水うどん」が看板の食堂です。10月は金曜も開いているので、紅葉の時期は曜日を気にせず寄れます。ただし食事は14時までなので、午後の便で下りてくる日は間に合いません。沼田方面へ帰る道の途中にあります。

ほかの店を探すなら、ホットペッパーグルメの伊香保・群馬県その他エリアで群馬県北部の店をまとめて見られます。片品村の店だけを集めたページではないので、帰り道にある沼田方面の店を探すときに使ってください。

1日の組み立て(鳩待峠から往復する場合)

時刻すること
5時00分尾瀬第一駐車場へ(沼田ICから車1時間)。乗車券を買う
5時30分乗合バスの始発で出発(35分)
6時05分鳩待峠に着く。トイレはここで済ませる
6時15分歩き始める
9時15分ごろ山頂(上り3時間)。30分休む
9時45分山頂を出る
12時00分ごろ鳩待峠へ下山(下り2時間15分)
12時30分乗合バスで戸倉へ(13時05分着)
13時20分かたしな食堂で昼食(車15分・食事は14時まで)
14時10分花咲の湯で入浴(車15分・最終受付19時30分)
9月19日から10月18日のダイヤで組んだ例。歩く時間は尾瀬保護財団の2026年版の地図の値で、山頂での30分のほかは休憩を含みません。

かたしな食堂は14時で食事が終わるため、昼食まで考えるなら始発に近い便で上がります。下山が遅れても、この時期は鳩待峠発16時30分の最終便があり、その日は戸倉に戻ってすぐ戸倉の湯(最終受付17時30分)に入れます。10月19日からは戸倉発の始発が6時30分、最終が15時30分になり、戸倉の湯も土日だけになるので、下山後の風呂は花咲の湯を前提に組みます。子どもと山ノ鼻まで歩く日は、往復2時間30分です。

至仏山を歩く日の装備

至仏山は下りで濡れた岩に足を取られやすい山です。膝を守るトレッキングポールと、足首が振られないミドルカット以上の靴があると安心です。選び方は【2026年】トレッキングポール おすすめ5選|初心者・子連れにもおすすめと【登山靴の選び方】初心者・子連れに失敗しないミドルカット3足比較にまとめています。

尾瀬全体がツキノワグマのすむ場所です。2026年も7月31日から8月20日まで、クマがミズバショウを食べていたため山ノ鼻の研究見本園の一部が閉鎖されました。秋の備えは【2026年】秋のクマ対策|ドングリ豊作の年でも子連れで気をつけることを読んでおいてください。山にトイレがないので、携帯トイレも忘れずに持って行きます。

まとめ

至仏山へ車で行くなら、鳩待峠ではなく戸倉の尾瀬第一駐車場(280台・1,000円)に停めます。満車なら第二駐車場、次にスノーパーク尾瀬戸倉です。鳩待峠へは乗合バスかタクシーで35分、大人1,300円・小学生以下650円で、運行は11月3日までです。

山頂までは上り3時間・下り2時間15分で、山ノ鼻からの道は上り専用です。帰りの最終便は10月18日までが16時30分、10月19日からは15時30分なので、そこから逆算して歩き出します。下山後は駐車場の隣の戸倉の湯(10月25日まで)か、車30分の花咲の湯へ。出かける前に、乗合バスの時刻と温泉・食事処の営業日だけは公式ページで確かめてください。


※本記事の料金・営業時間・閉鎖情報は変更される場合があります。お出かけ前に必ず各施設の公式サイトでご確認ください。
最終確認日:2026年9月(鳩待峠のマイカー規制、戸倉の駐車場の台数と料金、乗合バス・タクシーの運行期間・時刻・運賃、至仏山の登山道の閉鎖と山開き、コースタイム、入域協力金、戸倉の湯・花咲の湯・かたしな食堂の料金と営業日を含めて確認)

アイキャッチ画像:尾瀬ヶ原から見た至仏山 撮影 Σ64(Wikimedia Commons/CC BY 4.0・切り出しと縮小の加工あり)

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