子連れ登山を始めたいけれど、道具をそろえるお金の話になると足が止まる。そんな声をよく聞きます。
- 登山靴もザックもレインウェアも、家族分そろえたら一体いくらかかるのか
- まだ続くか分からないのに、いきなり大きな出費をしていいのか
- 子どもの装備はすぐサイズアウトするから、買ってもムダになりそう
道具は「全部買う」だけが正解ではありません。借りて試してから、必要なものだけ買う進め方もあります。この記事では、登山道具を借りるか買うかを決めるための判断の軸と、子連れならではの考え方を整理します。レンタルサービスの公式情報や登山ギアの選び方をもとにまとめています。読み終えるころには、自分の家庭はどこから手をつければいいかが見えてきます。
今すぐ借りられるサービスを知りたい方は、「登山道具はどこで借りられる?」の章にまとめています。
登山道具は借りる・買うどっちが得?判断は4つの軸で決まる

借りるか買うかは、次の4つを自分の家庭に当てはめると決めやすくなります。感覚で選ぶより、この軸で考えるほうが迷いません。
- 使う頻度:年に何回登るか。回数が多いほど買うほうが得になりやすい
- 続けるか分からない度合い:始めるか迷っている段階なら、まず借りて試す
- 子どものサイズ変化:成長で毎年サイズが変わるものは、買い替えの手間とお金がかさむ
- 初期費用の重さ:一度に大きな出費をしたくないなら、レンタルで分散させる
4つも軸があると難しく感じるかもしれませんが、全部を一度に決める必要はありません。1つずつ当てはめれば十分です。大人の道具は、続けると決めたら買ったほうが長い目で得になります。一方、子どもの道具や、使うか分からない高い道具は、借りて様子を見るほうが失敗が少なくなります。次の章から、具体的な場面ごとに見ていきます。
レンタルが向いているのはこんな場面

レンタルが力を発揮するのは、主に次のような場面です。「1回のために全部買うのはきびしい」「今後も使うか分からない」というときほど、借りる選択が生きてきます。
- 登山を始めるか迷っていて、まず道具を試してみたいとき
- 年に数回しか登らず、買っても出番が少ないとき
- 富士山のように、特定の山のときだけ必要な装備があるとき
- テントや防寒着など、値の張る道具をいきなり買うのが不安なとき
「借りるとかえって高くつくのでは」と心配になるかもしれません。実際の費用を並べて確かめてみます。お金の面でも差は小さくありません。たとえば富士山に登る装備を例にとると、登山靴・ザック・レインウェアなどの夏山装備一式を買いそろえた場合は少なくとも10万円ほど、ヘッドランプのような小物まで含めたフルセットをレンタルした場合は1泊2日で2万円ほどが相場です。何回も登るなら買ったほうが安くなりますが、数えるほどしか登らないなら、借りて済ませるほうがムダがありません。
富士山に登るときの費用は、装備もふくめて【初めての富士登山】費用はいくらかかる?でくわしく整理しています。あわせて読むと、買う・借りるの金額感がつかみやすくなります。
子連れこそ「借りて試す」が効く理由

子連れ登山では、レンタルの利点が大人以上に大きくなります。理由は、子どもの体がどんどん変わるからです。
- サイズアウトが早い:靴もウェアも1年で合わなくなりやすく、買っても使う期間が短い
- 続くか読みにくい:子どもが登山を気に入るかは、何回か行ってみないと分からない
- 子ども用も借りられる:子ども用のレインウェアや登山靴、ベビーキャリアをそろえているサービスもある
とくに小さな子を背負って登るベビーキャリアは、使う期間が数年と限られます。買う前に借りて背負い心地を試すと、失敗が減ります。ベビーキャリアの選び方はモンベル ベビーキャリアを実使用レビュー|子連れ登山に向く人・向かない人を参考にしてください。何歳から登れるか、どのくらい歩けるかは子連れ登山は何歳から?年齢別ガイド|0歳〜小学生の歩ける距離と装備で確認できます。
「借りるのは手続きが面倒そう」と感じるかもしれませんが、宅配で届いて使ったまま返せるので、思ったより手間はかかりません。子どもの分こそ、まず借りて反応を見る。それが、ムダな買い物を減らすいちばんの近道です。では、具体的にどこで借りられるのかを次の章で紹介します。
登山道具はどこで借りられる?

登山道具は、宅配で届くレンタルサービスを使えば、近くに店がなくても借りられます。代表的なのが「やまどうぐレンタル屋」です。必要な道具を宅配で受け取り、使ったまま宅配便で返せます。前日までならキャンセルは全額返金なので、天気があやしい日でも予約しておきやすいのが子連れ向きです。子ども用のレインウェアやベビーキャリアもそろっています。「宅配のレンタルは手続きがむずかしそう」と感じるかもしれませんが、ネットや電話で申し込め、返却も宅配やコンビニででき、自宅で完結します。
料金のくわしい内訳や、セットの中身・申し込みの手順は、【2026年】登山装備レンタルのすすめ|やまどうぐレンタル屋で賢く始める登山にまとめています。どのセットを選べばいいか迷ったら、そちらを見てから決めてください。店舗で試して借りたい場合は、モンベルのように店舗で受け渡すレンタルもあります。
借りる前に押さえたい3つの段取り(予約・サイズ・返却)

借りると決めたら、当日あわてないために次の3点だけ押さえておきます。どれも「借りる・買う」を判断するうえでも効いてくるポイントです。
- 予約は早めに:宅配は利用の3日前に届く形が多く、直前だと間に合わないことがある。連休など混む時期はとくに早めに動く
- サイズは届いてから試着:子どもの足やサイズは変わりやすい。届いた日に履かせて、合わなければ前日までに手を打つ
- 返却の段取りを知っておく:使ったまま宅配やコンビニから返せるので、返し方を先に確認しておくと当日ラク
この3点を面倒に感じるなら、よく使う道具は買ってしまうほうが気楽です。逆に、年数回で子どもの成長も読めないなら、多少の手間があってもレンタルのほうが得になります。ここが判断の分かれ目です。
「これは買う」と決めたら選びたい基本装備

何回か登って「続けよう」と決めたら、使用頻度の高いものから買っていきます。毎回使い、体に合うと差が出る道具ほど、買う価値があります。「一度に全部そろえないと登れない」と身構えなくて大丈夫です。次の3つから順に用意すれば登り始められます。
かかるお金と向き合う考え方は、こちらも参考になります。

登山靴は、足に合うかどうかで疲れや安全が大きく変わるので、早めに自分の一足を持ちたい道具です。選び方は【登山靴の選び方】初心者・子連れに失敗しないミドルカット3足比較にまとめています。子どもの靴は成長が早いので、【2026年】子ども用登山靴おすすめ3選|2〜8歳向け選び方も解説を見て、買うかレンタルかを判断してください。
ザックは背負い心地と容量が体に合うと歩きが楽になります。目安は登山リュックの選び方|初心者向け容量目安とおすすめ3モデル比較で確認できます。レインウェアは天気が崩れたときの安全に直結するので、続けるなら早めにそろえたい一着です。選ぶポイントは【レインウェアの選び方】初心者・子連れ登山で失敗しないポイントにまとめています。
この3つ以外は、しばらく借りて様子を見ても遅くありません。買うものと借りるものを分けて考えると、出費をおさえながら無理なく続けられます。
まとめ
借りるか買うかは、次のように分けて考えると決めやすくなります。
- 年数回しか登らない、始めるか迷っている、子どもの成長が読めないなら、まず借りて試す
- 頻繁に使い、体に合うと差が出る道具(登山靴・ザック・レインウェア)は、続けると決めたら買う
- 子どもの装備やベビーキャリアは、サイズアウトが早いのでレンタルが向きやすい
迷ったら、まず借りて試すのが失敗の少ない一歩です。やまどうぐレンタル屋で借りられる道具を見るところから始めてみてください。![]()
※本記事の料金・レンタル条件などの主要情報は 2026年7月28日 に確認したものです。最新の状況は各公式サイトでご確認ください。


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