北アルプス登山の拠点としておなじみの新穂高第3駐車場ですが、これまでは無料のところ、2026年6月から有料化(2,600円/日)・Web予約制が導入されます。
富士山で2025年から保全協力金(1,000円)が廃止され、入山料(4,000円)が徴収されるようになったのは記憶に新しいところです。
今回の変更も賛否が分かれそうですが、情報を簡単にまとめました。
新穂高駐車場料金一覧
| 駐車場 | 種類 | 認証 | 旧料金 | 新料金 | 駐車台数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1駐車場 | 観光 | ゲート式 | 600円/6時間 | 800円/6時間 | 113台 |
| 第2駐車場 | 登山者向け | ゲート式 | 1,200円/24時間 | 2,000円/24時間 | 85台 |
| 第3駐車場 | 登山者向け | Web予約制 | 無料 | 2,600円/日 | 206台 |
| 第4駐車場 | 登山者向け | Web予約制 | ― | 2,600円/日 | 40台 |
| 鍋平登山者用 | 登山者向け | Web予約制 | 500円/12時間 | 500円/12時間 | 150台前後 |
無料から2,600円へ
これまで無料だった第3駐車場は、2026年6月から2,600円/日に変更されます。
2,600円/日は他の山域と比べても高めの設定です。
Web予約制に変更
利用には事前のWeb予約が必要になります。これまでのような前泊して場所取りはできなくなります。
背景は混雑と環境対策
慢性的な混雑や路上駐車、地域負荷の増加が問題となっていました。管理コストの確保も含め、有料化はその対策とされています。
他の駐車場と比較
第2駐車場は予約不要で2,000円
第2駐車場はゲート式で、24時間2,000円に値上げされます。予約不要という点が大きな違いです。
第4駐車場も2,600円で予約制
新設される第4駐車場も、第3と同じく予約制で2,600円です。台数は40台と少なく、競争は激しくなりそうです。
鍋平は+60分で500円/12時間
鍋平駐車場は500円/12時間と安価なまま据え置きです。ただし下山後に約60分の登り返しがあります。
変更による良い点、悪い点
良い点
駐車場確保のしやすさ向上
Web予約制の導入で、第3・第4駐車場は行ってみたら満車だったというリスクが軽減され、遠方からの登山者でも計画が立てやすくなります。
管理コストや環境負荷の抑制
有料化により維持管理費を捻出しやすくなり、路上駐車の抑制やトイレ・整備の質の向上が期待できます。
迷惑の平準化
これまで無料の第3だけすごい人気という偏りがあったのが、料金差が縮まることで、第2・鍋平・民間などへの分散が広がって、混雑状況が分散される可能性があります。
悪い点
金銭的負担増
これまで無料だった第3が2,600円/日になり、縦走や長期登山ほど駐車料金が重くのしかかります。
予約制のトラブル
予約枠の転売・ネーム貸し、ドタキャン、システムに不慣れな方への対応など従来はなかった予約管理上のトラブルが発生しうる可能性があります。
突発的な登山は難しい
明日天気良さそうだから新穂高へというような直前計画だと、予約駐車場が埋まっていて使えないケースが出やすくなり、機動力が下がります。
まとめ|評価は捉え方次第

新穂高第3駐車場が2026年6月から2,600円/日・Web予約制となります。
この変化を単なる値上げと捉えるか、安心と環境を買うためのコストと捉えるかで評価は分かれるでしょう。しかし、これから登山においては、この仕組みをいかに賢く計画に組み込むかが、スムーズな山行の鍵となりそうです。


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