花粉の多い山、少ない山

花粉のわかる写真 実践ノウハウ

子連れ登山でも寒さの心配をせずに済む季節になってきました。
しかし今年は見たことないほどの花粉が舞っていました。
花粉にはどう頑張っても勝てないので逃げるが勝ちです。

多い山(花粉の種類別)

スギ花粉(2月〜4月)

・奥多摩
・奥秩父
・丹沢

東京・神奈川周辺の標高が低めの山林は人工林が多く、大量の飛散が見込まれます。

ヒノキ花粉(3月〜5月)

・奥多摩
・秩父
・茨城県北部

人工林が多く、特に若いヒノキ林で花粉発生量が増加しています。

イネ科花粉(5月〜7月)

・尾瀬
・美ヶ原

スギ・ヒノキと異なり、遠くまでは飛ばないため、開花中の草むらに近づかないことが最大の対策。

ブタクサ花粉(8月〜10月)

・関東地方の低山
・河川敷や河川周辺の低山・丘陵

ブタクサは背が低いため(30~150cm)、登山道の草むらや足元に注意してください。

少ない山(スギ花粉)

標高1,200m以上(スギが育たない)、離島(海が花粉を遮断)、自然林(広葉樹)などです。

鋸山(千葉県)

海に近く風が強いため花粉が滞まりにくく、湿った空気で地面に落ちやすい環境です。さらに採石の影響でスギ林が密集しておらず、そもそもの発生源も少なめです。加えて尾根中心のルートが多く風通しが良いため、体感的にも花粉を感じにくくなります。

岩殿山(山梨県)

岩場や露出した地形が多くスギ林が密集していないため、花粉の発生源そのものが少なめです。さらに尾根歩きが中心で風が抜けやすく、花粉が滞留しにくいのも特徴です。短時間で抜けられる山のため、花粉にさらされる時間自体が短く、体感的にも影響を受けにくくなります。

日光(栃木県)

標高が高く気温が低いためスギやヒノキの分布が少なく、そもそもの花粉の発生源が限られています。さらにブナやミズナラなど広葉樹が多いエリアが広がっており、スギ花粉の影響を受けにくい環境です。加えて気温が低いことで花粉の飛散時期も遅れやすく、ピークを外して歩けるのも特徴です。

花粉の避け方

雨上がりは避ける

一度落ちた花粉が乾燥後に再び舞い上がります。
晴れた直後は注意が必要です。

午前中に行動する

花粉の飛散は午後に増える傾向があります。
早出早着が有効です。

下山後のケア

家に入る前に上着やザックの花粉をしっかり払い落としましょう。
手洗い洗顔で花粉を落とし、外で着ていた服は全て洗濯をします。

装備・服装のポイント

花粉が付きにくく、落としやすいツルツルした素材を選ぶ

マスクやネックゲーターで鼻と口をガード

サングラスやゴーグルで目を守る

まとめ

花粉は避けられないものではなく、山選びで大きく変わります。
低山の人工林を避けて標高の高い山を選ぶだけでも、体感は大きく変わります。
子連れ登山では無理をせず、快適に過ごせる環境を選ぶことが何より大切です。

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