登山には法律ではないルールがあります。
それは多くの場合、誰かが教えてくれるものではありません。
知らずに破ってしまい気まずい思いをすることもあります。
山には明確な法律だけでなく長年守られてきたルールやマナー、暗黙の了解が存在します。
知らずに行動してしまい周囲に迷惑をかけてしまうこともありますが、事前に知っておけば難しいものではありません。
この記事では初心者の方や子連れ登山をする方に向けて、登山の基本ルールから暗黙の了解マナーまでをまとめて紹介します。
登山を始める前に準備しておきたい装備についての記事はこちらにあります。
登山にルールとマナーがある理由
登山のルールやマナーは窮屈にするためのものではありません。
自然と人を守り誰もが安全に楽しむためにあります。
自然を守るため
山の自然は一度壊れると簡単には元に戻りません。
踏み荒らしやゴミの放置は次に訪れる人だけでなく未来の登山者にも影響します。
登山者同士が安全に楽しむため
狭い登山道や危険箇所ではちょっとした配慮が事故を防ぎます。
トラブルを防ぐため
マナーを知っているだけで注意されたり嫌な思いをする可能性は大きく減ります。
必ず守りたい基本ルール
登山届を提出する
もし遭難が発生した場合、迅速な救助活動ができます。また計画書を作成することで山の予習ができ、遭難防止につながります。YAMAP・ヤマレコのアプリからも登山届を提出できます。
ゴミは必ず持ち帰る
お菓子の袋やティッシュも含めゴミはすべて持ち帰ります。
登山道を外れない
近道に見えても道を外れると植生破壊や滑落の原因になります。
植物や石を持ち帰らない
きれいな花や石も山の一部です。
写真に残すだけにしましょう。
登山者同士のマナー
すれ違うときは『こんにちは』『お先にどうぞ』など声をかける
思いがけぬ情報が入ったり、そこで声を掛け合うことが安全登山につながる場合もあります。
落石を起こさない
万が一起こしたときは『らーく』と大きな声で下にいる登山者に知らせましょう。
公共交通機関では周囲への配慮を忘れずに
大きなザックはそれだけで場所を取ります。下山後はザックが汚れていたり、濡れていたりする場合もあります。ラッシュ時はザックカバーを利用するのがおすすめです。
知っておきたい暗黙の了解
すれ違いは登り優先
基本は登りが優先です。
登りの人が体力的にきつくペースを乱されたくないこと、足元を見がちで視野が狭いこと、そして下りの方が先に気づきやすいためです。山側の安全な場所で待ちましょう。
15時までには下山
初心者や体力が劣る人は、登山コースの基本タイムよりも1.5倍~2倍のタイムがかかると言われています。初心者向けの山についてはガイドブックやネットで調べやすくなっています。楽しく安全に過ごすために、自分のレベルに合った山を探したいものです。
子連れ登山で特に気をつけたいマナー
子どもと一緒に登る場合は 大人以上に周囲への配慮が必要です。
装備選びもその一つで 無理のない行動につながります。
子連れ登山に適した装備の記事はこちらにあります。
子どもの声やペース
多少の声は仕方ありませんが周囲への気配りは大切です。
すれ違い時のサポート
子どもが道をふさがないよう大人が誘導します。
危険な場所で立ち止まらない
写真よりも安全を最優先します。
一言添えるだけで印象が変わる
「すみません」「ありがとうございます」があるだけで場の空気が和らぎます。
これはOK?NG?よくある疑問
タバコ
山は禁煙ではありませんが、周囲に人がいるときは控えた方がいいです。
ドローン撮影
多くの山で禁止されています。
事前確認が必須です。
ペット同伴
可否は山によって異なります。
マナーを知ると登山はもっと楽しくなる
ルールやマナーは堅苦しいものではありません。
知っているだけで安心して行動でき、山での居心地が良くなります。
初心者でも子ども連れでも気持ちよく山を楽しむための大切な知識です。
まとめ
登山のルールやマナーは完璧である必要はありません。
「知らなかった」を減らすことが大切です。
自然と人を大切にしながら登山を楽しんでいきましょう。


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