「百名山は体力が必要で大人向け」というイメージがありますが、実は子どもと一緒でも安心して歩ける百名山もあります。共通点は、登山口の標高が高く、歩行時間が短めで、登山道がよく整備されていることです。
この記事では、子連れ登山と相性の良い日本百名山を5座、正式な登山ルートと標準的なコースタイムとあわせて紹介します。百名山デビューにも最適な山ばかりです。
【霧ヶ峰】車山(長野県)

- 最高点:車山(1,925m)
- 主なルート:車山肩 → 車山山頂
- 標準コースタイム:往復 約1時間30分〜2時間
霧ヶ峰は、百名山の中でも特に歩きやすく、高原ハイキングに近い感覚で登れる山です。車山肩まで車でアクセスできるため、登り始めから標高が高く、急な登りはほとんどありません。
登山道は広く、視界も開けているため、子どもが不安を感じにくいのが特徴です。夏はニッコウキスゲ、秋は草紅葉と、季節ごとの景色も楽しめます。
【美ヶ原】王ヶ頭(長野県)

- 最高点:王ヶ頭(2,034m)
- 主なルート:美ヶ原自然保護センター→ 王ヶ頭
- 標準コースタイム:往復 約1.5〜2時間
美ヶ原は、登山というより高原散策に近い百名山です。スタート地点の標高が高く、全体的に高低差が小さいため、体力に自信のない子どもでも歩きやすいのが魅力です。
遮るもののない広大な景色は開放感があり、「まだ着かない?」となりにくいのも子連れ向きのポイント。放牧された牛や高原の風景は、登山の楽しさを自然に伝えてくれます。
【筑波山】男体山(茨城県)

- 標高:871m
- 主なルート:筑波山神社 → 御幸ヶ原 → 男体山
- 標準コースタイム:登り 約2時間/下り 約1時間30分
筑波山は、日本百名山の中で最も標高が低く、アクセスの良さが際立つ山です。ケーブルカーやロープウェイを利用すれば、歩行距離と時間を大きく短縮できます。
御幸ヶ原周辺には売店やトイレがあり、休憩しやすい環境が整っています。登山道は複数ありますが、子連れの場合は整備された表参道コースがおすすめです。
【大台ヶ原山】日出ヶ岳(奈良県)

- 最高点:日出ヶ岳(1,695m)
- 主なルート:大台ヶ原駐車場 → 日出ヶ岳
- 標準コースタイム:往復 約3時間半
大台ヶ原山は、木道や遊歩道が中心の百名山です。登山口となる駐車場自体が高所にあり、山頂までの道はよく整備されています。
霧が出やすい地域ですが、その分、原生林や苔むした森など独特の雰囲気を楽しめます。自然観察をしながら歩けるため、学びの多い登山になります。
【八幡平】八幡平山頂(岩手県・秋田県)

- 標高:1,613m
- 主なルート:八幡平山頂駐車場 → 八幡平展望台
- 標準コースタイム:往復 約1〜2時間
八幡平は、登山口がすでに標高1,500mを超えており、ほぼ平坦な木道歩きが中心です。湿原や池塘が点在し、探検気分で歩けるのが魅力です。
足元が安定しているため、長距離を歩くのが苦手な子どもでも安心して楽しめます。
登山時期についての注意
本記事で紹介している百名山は、一般的に夏から秋(7月〜10月頃)が歩きやすい時期とされています。ただし、標高や地域、ルートによって最適な登山時期は異なります。
残雪が残る場合や天候が急変することもあるため、登山計画を立てる際は、各山の概要やルート情報、最新の登山情報を必ず確認してください。子連れ登山では、無理をしない判断が何より重要です。
まとめ
今回紹介した5座は、いずれも子連れで挑戦しやすい日本百名山です。
霧ヶ峰/美ヶ原/筑波山/大台ヶ原山/八幡平
百名山は決して特別な人だけのものではありません。条件の良い山を選べば、子どもにとっても忘れられない山の思い出になります。
子連れ登山では、大人だけの登山とは服装や装備の考え方が少し変わります。年齢別に注意したいポイントは、こちらの記事で詳しくまとめています。
▶︎【乳幼児】子連れ登山に必要な持ち物と注意点4選
▶︎【1歳・3歳・5歳】子連れ登山で出来ること・必要な持ち物と注意点


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