【登山あるある】〜しょうもないひらめき〜26.2.5更新

登山中に考えごとをしながら歩く登山者のイメージイラスト 登山コラム

山を歩いていると、しょうもないことばかり思いつく。
これは、そのままにしておいたメモです。
登山あるあるの中でも特にしょうもないひらめきに絞って、独り言レベルでゆるく並べています。

① 山に入る前なぜか装備が増えていく

必要なものを確認していただけなのに、気づけば「一応」がザックの容量を静かに奪っていく。
まだ登ってもいないのに、もう判断が甘い。

② 山小屋の夜に眠れなくなる理由

静かなはずの山で、なぜか一番存在感を放つ音がある。
耳栓を忘れた夜ほど、それは自然現象として受け入れられなくなる。

③ 歩き始めて五分で靴紐が気になりだす

家では完璧だったはずなのに、登山口を越えた瞬間から違和感が主張してくる。
結び直すと、だいたい前より悪くなる。

④ ちょうどいい休憩場所はいつも通り過ぎたあとに気づく

さっきのあそこ、よかったなと思う頃にはもう戻れない。
今の場所は微妙だけど、戻るほどでもない。
結果、立ったまま水を飲む。

⑤ 写真を撮った直後にもっといい景色が出てくる

さっきのが一番だと思った自分を疑い始める。
もう一度撮ろうか迷って、結局「まあいいか」で歩き出す。

⑥ 下山が近づくほど足元への集中力が落ちる

ゴールが見えると、気持ちだけ先に降りてしまう。
その油断が一番危ないことを、たいてい何度も思い出している。

⑦ 山から降りると急に言葉が多くなる

山ではあんなに無口だったのに、下界に戻ると感想が止まらない。
さっきまでの静けさは、もううまく説明できない。

⑧ 出発直前までトイレに行ったのにスタート直後にまた行きたくなる

さっき行ったはずなのに、スタートした瞬間から急に不安になる。
まだ体も温まっていないのに、気持ちだけが先に追い込まれる。

⑨ 北アルプスの話をすると声が大きくなりがち

別に自慢しているつもりはない。
ただ、思い出すとテンションが上がってしまうだけだ。
気づくと話も身振りも、なぜか広がっている。

⑩ 下山後の車で助手席に座ると必ず眠くなる

エンジンがかかった瞬間に、何かしらの魔法が自動で発動する。
気づいたら目的地が近づいていて記憶はだいたいなく、運転手は怒っている。

⑪ 山に行ってもなぜか痩せない

前日は明日はたくさん歩くからとよく食べる。
当日はシャリバテ防止で、こまめに高カロリーを入れる。
下山後はご褒美という名目で、だいたい帳尻が合わなくなる。

⑫ 街のことを下界と呼びがち

特に理由はない。
なんとなく、そう呼ぶとそれっぽい気がする。
自分でも少し照れつつ、内心ちょっと気に入っている。

⑬ホワイトアウト?曇ってる?

天候が悪い日に山を歩いていると前が白く見える。
霧?ガス?ホワイトアウト?
いや、待て。自分のサングラスが曇っているだけかも。

⑭雑誌で見た服は、雑誌の人専用

雑誌で見たのと同じ色、同じサイズ、同じような山なのに。
自分が着るとちんちくりん。
かっこよかったのは服ではなく人っだった。

⑮罪悪感をなくすための言い訳

買いたいから買う。
必要かどうかは後から考えればいい。
理由はだいたい後付けだ。

⑯ 団体とすれ違うとき何人に挨拶するか迷う

先頭には確実に挨拶する。
でも後ろはどこまで続くのか分からない。
途中から会釈に切り替えるタイミングを静かに探っている。

⑰ 山座同定しても槍ヶ岳くらいしか分からない

あれが槍だということだけは自信がある。
他にも説明は聞いた気がするが、
どこからでもわかるのはだいたいそれだけだ。

⑱ 登りのときに下りの人に譲るのは親切心とは限らない

もちろん譲る気持ちはある。
でも正直なところ、
少し立ち止まって休みたいだけの時も多い。

⑲ 登山口へ向かうタクシーでPayPayを勧められがち

使えると聞いて少し安心する。
でも降りた瞬間に電波が消える。
結局、現金という文明に立ち返ることになる。

⑳ テント泊や遠征は悪天候でもとりあえず出発しがち

頭では撤退も考えている。
ただ、家を出るところまでは行ってみようと思う。
判断は現地でという言い訳を携えて。

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