山を歩いていると、しょうもないことばかり思いつく。
これは、そのままにしておいたメモです。
登山あるあるの中でも特にしょうもないひらめきに絞って、独り言レベルでゆるく並べています。
- ① 山に入る前なぜか装備が増えていく
- ② 山小屋の夜に眠れなくなる理由
- ③ 歩き始めて五分で靴紐が気になりだす
- ④ ちょうどいい休憩場所はいつも通り過ぎたあとに気づく
- ⑤ 写真を撮った直後にもっといい景色が出てくる
- ⑥ 下山が近づくほど足元への集中力が落ちる
- ⑦ 山から降りると急に言葉が多くなる
- ⑧ 出発直前までトイレに行ったのにスタート直後にまた行きたくなる
- ⑨ 北アルプスの話をすると声が大きくなりがち
- ⑩ 下山後の車で助手席に座ると必ず眠くなる
- ⑪ 山に行ってもなぜか痩せない
- ⑫ 街のことを下界と呼びがち
- ⑬ホワイトアウト?曇ってる?
- ⑭雑誌で見た服は、雑誌の人専用
- ⑮罪悪感をなくすための言い訳
- ⑯ 団体とすれ違うとき何人に挨拶するか迷う
- ⑰ 山座同定しても槍ヶ岳くらいしか分からない
- ⑱ 登りのときに下りの人に譲るのは親切心とは限らない
- ⑲ 登山口へ向かうタクシーでPayPayを勧められがち
- ⑳ テント泊や遠征は悪天候でもとりあえず出発しがち
- ㉑登山で疲れすぎて楽しみにしていた下山後の温泉・サウナに入ってられない
- ㉒山頂から見えた山に行きたくなる、遠くから見たらかっこいい山が登ると意外とつまらない
- ㉓登山って登山口に着くまでが長い、下手したら移動時間のほうが長い
- ㉔コンクリート(道路)の登りは続くと地味にきつい
- ㉕山を極める道は標高・距離・技術・カメラ・ギア・山ごはんなどに派生しとんでもない金が飛んでいく
- ㉖天候などの条件がたまたま良かったから登れた『ラッキーマウンテン』をSNSでよく見かける
- 随時更新の記事
① 山に入る前なぜか装備が増えていく
必要なものを確認していただけなのに、気づけば「一応」がザックの容量を静かに奪っていく。
まだ登ってもいないのに、もう判断が甘い。
② 山小屋の夜に眠れなくなる理由
静かなはずの山で、なぜか一番存在感を放つ音がある。
耳栓を忘れた夜ほど、それは自然現象として受け入れられなくなる。
③ 歩き始めて五分で靴紐が気になりだす
家では完璧だったはずなのに、登山口を越えた瞬間から違和感が主張してくる。
結び直すと、だいたい前より悪くなる。
④ ちょうどいい休憩場所はいつも通り過ぎたあとに気づく
さっきのあそこ、よかったなと思う頃にはもう戻れない。
今の場所は微妙だけど、戻るほどでもない。
結果、立ったまま水を飲む。
⑤ 写真を撮った直後にもっといい景色が出てくる
さっきのが一番だと思った自分を疑い始める。
もう一度撮ろうか迷って、結局「まあいいか」で歩き出す。
⑥ 下山が近づくほど足元への集中力が落ちる
ゴールが見えると、気持ちだけ先に降りてしまう。
その油断が一番危ないことを、たいてい何度も思い出している。
⑦ 山から降りると急に言葉が多くなる
山ではあんなに無口だったのに、下界に戻ると感想が止まらない。
さっきまでの静けさは、もううまく説明できない。
⑧ 出発直前までトイレに行ったのにスタート直後にまた行きたくなる
さっき行ったはずなのに、スタートした瞬間から急に不安になる。
まだ体も温まっていないのに、気持ちだけが先に追い込まれる。
⑨ 北アルプスの話をすると声が大きくなりがち
別に自慢しているつもりはない。
ただ、思い出すとテンションが上がってしまうだけだ。
気づくと話も身振りも、なぜか広がっている。
⑩ 下山後の車で助手席に座ると必ず眠くなる
エンジンがかかった瞬間に、何かしらの魔法が自動で発動する。
気づいたら目的地が近づいていて記憶はだいたいなく、運転手は怒っている。
⑪ 山に行ってもなぜか痩せない
前日は明日はたくさん歩くからとよく食べる。
当日はシャリバテ防止で、こまめに高カロリーを入れる。
下山後はご褒美という名目で、だいたい帳尻が合わなくなる。
⑫ 街のことを下界と呼びがち
特に理由はない。
なんとなく、そう呼ぶとそれっぽい気がする。
自分でも少し照れつつ、内心ちょっと気に入っている。
⑬ホワイトアウト?曇ってる?
天候が悪い日に山を歩いていると前が白く見える。
霧?ガス?ホワイトアウト?
いや、待て。自分のサングラスが曇っているだけかも。
⑭雑誌で見た服は、雑誌の人専用
雑誌で見たのと同じ色、同じサイズ、同じような山なのに。
自分が着るとちんちくりん。
かっこよかったのは服ではなく人っだった。
⑮罪悪感をなくすための言い訳
買いたいから買う。
必要かどうかは後から考えればいい。
理由はだいたい後付けだ。
⑯ 団体とすれ違うとき何人に挨拶するか迷う
先頭には確実に挨拶する。
でも後ろはどこまで続くのか分からない。
途中から会釈に切り替えるタイミングを静かに探っている。
⑰ 山座同定しても槍ヶ岳くらいしか分からない
あれが槍だということだけは自信がある。
他にも説明は聞いた気がするが、
どこからでもわかるのはだいたいそれだけだ。
⑱ 登りのときに下りの人に譲るのは親切心とは限らない
もちろん譲る気持ちはある。
でも正直なところ、
少し立ち止まって休みたいだけの時も多い。
⑲ 登山口へ向かうタクシーでPayPayを勧められがち
使えると聞いて少し安心する。
でも降りた瞬間に電波が消える。
結局、現金という文明に立ち返ることになる。
⑳ テント泊や遠征は悪天候でもとりあえず出発しがち
頭では撤退も考えている。
ただ、家を出るところまでは行ってみようと思う。
判断は現地でという言い訳を携えて。
㉑登山で疲れすぎて楽しみにしていた下山後の温泉・サウナに入ってられない
楽しみにしていたはずなのに、湯船に浸かった瞬間に体が動かなくなる。
サウナに入っても、汗をかく前にめまいがくる。
結局、ぬるめの湯に五分が限界だ。
㉒山頂から見えた山に行きたくなる、遠くから見たらかっこいい山が登ると意外とつまらない
山頂で別の山を見つけると、もう次の予定が頭に並びはじめる。
でも実際に登ってみると、遠くから見ていたほうがかっこよかったりする。
遠景はだいたい、登山者に都合よくできている。
㉓登山って登山口に着くまでが長い、下手したら移動時間のほうが長い
家を出てから登山口に着くまでで、すでに半分くらい疲れている。
歩いている時間より、座っている時間のほうが長い日もある。
登山は登る前から始まっているらしい。
㉔コンクリート(道路)の登りは続くと地味にきつい
土の道なら頑張れる斜度なのに、舗装路になった途端に脚が重くなる。
景色も変わらず、足音も硬い。
登山道よりよほど消耗していたりする。
㉕山を極める道は標高・距離・技術・カメラ・ギア・山ごはんなどに派生しとんでもない金が飛んでいく
最初は手頃なザックひとつで始めたはずだった。
気づけば標高や距離が伸び、撮影道具や調理道具まで増えていく。
趣味というより、出費の連鎖に近い。
㉖天候などの条件がたまたま良かったから登れた『ラッキーマウンテン』をSNSでよく見かける
快晴・無風・展望全開の写真ばかりが目に入る。
でもあの一枚は、たぶん百回に一回くらいの当たり日。
同じ山に行っても、自分の番で晴れるとは限らない。
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