【登山者が選ぶ】私のおすすめ山漫画3選

登山コラム

この記事では私自身が実際に読んで楽しめた山漫画の中から、特に印象に残った3作品を紹介します。

「岳」は、読んでいて心が温かくなる作品。
「山を渡る」は、もし時間が戻るなら山岳部に入ってみたいと思わせてくれました。
「アルパインクライマー」では、山野井泰史さんの山に懸ける情熱を深く知ることができます。

山の厳しさだけでなく、そこに向き合う人の想いや生き方まで描かれている、そんな3作品です。

岳 みんなの山

北アルプスの山岳救助ボランティア「島崎三歩」を中心に、山の厳しさ、美しさ、そして遭難者や登山者たちの人間模様を感動的に描くヒューマンドラマです。プロの救助隊員と「三歩」の交流、山に魅せられた人々の人生と成長が、一話完結の形式も交えつつ描かれ、2011年には小栗旬主演で映画化もされました。

作者:石塚真一
発表期間:2003年〜2012年
巻数:全18巻(完全版は全9巻)

北アルプスを舞台にした山岳救助漫画の名作。
この作品が特別なのは、救助が常に成功するわけではなく、「助けられない現実」からも目を逸らさない点です。
善意だけではどうにもならない状況、判断の遅れが命を左右する瞬間。
登山をしている人ほど、胸に刺さる描写が多くあります。

▪️心に残るセリフ
『また、山においでよ』『あやまらないあやまらない』

山を渡る ― 三多摩大岳部録 ―

文系理系関係なし、山は誰でも登れます――ようこそ三多摩大学山岳部へ!
伝統ある、三多摩大学の山岳部。だが今年の春、部は存続の危機を迎えていた。
理由(1)新入部員は女子3名のみ。
理由(2)全員、登山経験ナシ。
理由(3)彼女たちの特徴は虚弱、ゲーム狂い、読書好き……。
そんな「山ガール」ですらない3人を抱え、山岳部は果たして活動していけるのか!?
過激な登攀もあり。楽しいピクニックもあり。男子も女子も、文系理系留年浪人、誰でもオーケー。すべてを包み込んでくれる“山”を舞台にした、大学生たちの群像劇!

作者:空木哲生
発表期間:2018年〜
巻数:8巻(2025年12月現在の最新刊)

すご過ぎる山岳漫画と違い、登山初心者でも楽しく読めます。
全くダメな新人達が山を好きになり、登山レベルが上がって行くのもワクワクします。
登山レベルが上がって来て内容も深くなり、益々面白くなってきました。

▪️好きなシーン
『菊千代(Sサイズ)のくだり』

アルパインクライマー 単独登攀者・山野井泰史の軌跡

人は、これほどまでに熱くなれるのか。
数々の前人未登ルートを切り拓き、
その名を世界の山岳史に刻む実在の世界的クライマー・山野井泰史。
小学生にして山に魅せられた彼は、山への情熱を滾らせ、技術を磨き、類い希なクライミング人生を歩き出す。
これは、世界の山々に挑む者たちが憧憬と畏敬の念を抱いてやまない実在のクライマーの生き様に迫る、真実の物語である。
世界的クライマー・山野井泰史の登攀人生を描いた作品。

原作:よこみぞ邦彦
作画:山地たくろう
発表期間:2022年〜2025年
巻数:全7巻

▪️衝撃のシーン
『前歯が折れた痛みを分散させるために、ワザと手を折る』

まとめ

山のスタイルは作品ごとに違いますが、どれを読んでも山に行きたくなります。
登山が好きな人、これから本格的に山と向き合いたい人、はたまた登山に興味のない人にもぜひ手に取ってほしい3作品です。
将来、我が子にも読んでもらい、存分に影響を受けてもらうことが今から楽しみです。

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